表徴の帝国
東京について、バルトが、
「いかにもこの都市には中心がある。でもその中心は空虚である」
と書いた時、
それは、その22年後に東京ガスFCに入団する、
アマラオの登場も、同時に予言していたのだった。
そう。
東京には中心があり、ただしその中心は、
例えばキャプテンとかいう名の“実”ではなく、
“虚”なる存在としてのキング・オブ・トウキョウだったのである。
…なんちゃって。
もっともアマのプレイが空虚ってことを言いたいのではないわけで、
仮にそう解釈されてしまうと、
意味がかなり違ってきちゃうんで難しいんだけど。
要は…
「アマは東京の象徴であり、東京サポーター統合の象徴であって、
その地位は、主権の存する東京サポーターの総意に基く」と、ま、
そんな風に思ってたわけなんすよずっと。
サポーター統合の象徴を自ら放棄してしまった今年、
東京はどうなるんだろうねぇ。
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