ひと気のない、薄暮の都立公園にて
急に視界の左側から、
最初、男か女かわからなかった、
たぶん40代ぐらいの男性が現れたのだが、
明らかに、
こちらには目もくれずに彼は歩き続け、
視界右手の森の中に消えていった後、
少ししてから、唐突に、
笛の音が鳴り出した。
まぁ、それが、
典型的な和音階だったので、
“ああ、練習に来たのか”という、
感じではあったが、
例えばもし“ハッピー・バースデー”とかだったら、
ちょっと怖かった。
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