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2004.05.11

出先で

たぶん、有線のラテンチャンネルか何かだと思うんだけど、
10年ぶりぐらいに、
ジョニー・パチェーコの「ミ・ゲンテ」を、フッと耳にした。

「ミ・ゲンテ」と言うと、頭に浮かぶのは、
もう死んでしまったエクトル・ラボーで、
それは最初にこの曲を聞いたのが、
確か、彼の「エル・カンタンテ」というソロ作だったから
(↑ここらへん記憶が頗るいい加減。
最初に聞いたのってそれか?)なのだけれど、
エクトル・ラボーの「ミ・ゲンテ」と言えば、やっぱり白眉は、
ファニアのオールスターズで演ったライヴ・ヴァージョン
(「アット・ヤンキー・スタジアム」の1の方に収録)で、
エクトルの早口のMCに、
切ないメロディのイントロがかぶさってくるオープニングは、
今聞いてもグッと胸締めつけられてしまう。
みー、げんて、うっ、それー!

エクトルってのは、決してうまいという歌手ではないんだけど、
“破調の美”みたいな、何とも言えない魅力があって、
べつだん男前ってわけでもないのに、
母性本能がくすぐられる声だと、女性の人気も高かった。
っていうか、端的に言うと、自分もサルサの歌手の中では、
飛び抜けて好きだったんだよね。エクトル。

ルベーンとかイスマエル・ミランダとか、
ファニアだけでもうまい歌い手はいろいろいたんだけど、
例えばウィリー・コローンの一番の相棒は、
やっぱりエクトルだったと、今も思う。
しみじみ。

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