ペルシアン・ラヴ
最近、新聞はbe赤版しか読んでないみたいなんだけど、
作家の島田雅彦氏が以下のように書いていて、
例のごとく、非常に気になったのだった。
いい加減な感じを指して、「ちゃらんぽらん」という。ペルシャ語にも「チャランポラン」という言葉があり、ぶらぶら散歩するという意味だ。特に用もないのに出歩く時など、気分はまさに「ちゃらんぽらん」なので、両者のニュアンスはつながっているだろう。
ぶらぶら散歩?
何だかすごーく気に入ってしまい、
これはウラを取らねばと、さっそく調べてみたら…
あるんだこれが諸説紛々。いかにもちゃらんぽらんに。
ペルシャ語説では、こういう書き込みを見つけた。
実はペルシア語に「charand-parand」という語があって、意味も「ちゃらんぽらん」と全く同じなのですよ。ネイティブの方に聞いたところ、「charand」は無意味語で、後ろの「parand」は単に反復させておもしろさを出しているのでは、とのことでした。
「ぶらぶら散歩する」じゃないじゃん。
でも実は、それより面白かったのがこれ。
日本における落語の「よたろう」とも言うべき人物が中国にもいた。 その男は名を茶蘭放(チャ・ランポウ)といった。 何をやってもダメな奴、口にすることはめちゃくちゃ。 現在そういう人を「ちゃらんぽらん」と言うのは、 茶蘭放に「乱」をつけた「茶蘭放乱」が語源なのはいうまでもない。
茶蘭放だよ。最高。
まぁ、
ちゃらんぽらんはちゃらんぽらんなりに奥が深いのかもしれない。
ちなみに「ペルシアン・ラヴ」は、
ドイツの偏屈親父、元カンのホルガー・シューカイが、
'79年にイランの短波放送をサンプリングしながら編み上げた、
それはそれは美しい名曲。
いつも、いかにちゃらんぽらんに題をつけてるか、ということで。
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Comments
じゃらんじゃらんも散歩ですね。
いわずと知れたインドネシア語。
さすが陸続き。
チャランゴなる弦楽器。
http://www.crane.gr.jp/~tassi/nations_inst/CHARANGO/CHARANGO.html
既にご存知か。
Posted by: sanchez | 2004.05.25 at 22:30
>さすが陸続き。
インドネシアといえば、いわずと知れた音楽大国なんすけど、音楽に関しては、“陸続き”というより“海伝い”のコトが多いみたいなんですよ。例えば、海伝いに入って根づいた、ってのに、音楽ジャンルの名前にもなってるクロンチョン(・ギター)なる、やはり小型の弦楽器があったりします。ブラジル・ショーロ音楽のバンドリンや、もちろんハワイのウクレレなんかも同じ。チャランゴだって欧州回り、ですよねえ、たぶん。…なんで、charand-parand、海から入った言葉とも考えられたりして。いいなー。海を伝わっていくちゃらんぽらん。“ちゃらんぽらん”さの真髄。
Posted by: 泡羽 | 2004.05.26 at 15:54
茶蘭放の人生が気になります。
これが本当に語源だったら凄いな。
語源になった人物ってそういないのでは?
>何をやってもダメな奴、口にすることはめちゃくちゃ。
か、かっこいい
Posted by: tokkyu | 2004.05.26 at 20:34
言語は必要性に応じて。
音楽は喜びに応じて、でしょうか。
海伝い。あるいは水路伝い。
風がなけりゃ、ねぇ船長。
孤独とマンネリの果て、出会いの喜びの発露。
「聴く」と「奏する」が同時にしか存在しえなかった時代。
どれも喜ばしい限り。
Posted by: sanchez | 2004.05.26 at 21:57
>何をやってもダメな奴、口にすることはめちゃくちゃ。
このぶろぐやってる人も大して変わんないんですが(笑)。
Posted by: 泡羽 | 2004.05.26 at 22:04
>風がなけりゃ、ねぇ船長
うわ、詩人だ(笑)。
確かに喜ばしい限りだったんでしょうねぇ。
Posted by: 泡羽 | 2004.05.26 at 22:07