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2005.09.28

何日君再来

ずっと続いてる成瀬特集の前に、
「世紀を刻んだ歌」シリーズの、
“アジアの歌姫が紡いだ愛の歌”というのをやってたので観た。
(ちなみにこの副題、“東アジアの歌姫”とかいう風に、
“東”の字を入れなきゃ正確じゃないよな。
アジアと言うには、インドネシアやマレーシアを筆頭とする、
大歌手製造地帯・東南アジアがずっぽり抜け落ちてるわけだし、
インドのマンゲーシュカルだのスブラクシュミだの、
パキスタンのヌール・ジェハンだのの南アジアも、
入っていないんだから。
ましてや西の方まで言い出したら…)

1930年の魔都・上海で生まれて以来、
その折々の政治に翻弄され続けた歌謡曲「何日君再来」の、
波瀾万丈たる運命の話で、
“歌姫”としては、
周旋(←正しくは王ヘンに旋)

李香蘭(山口さん)
↓<日中戦争>
渡辺はま子
↓<文化大革命>
テレサ(鄧麗君)
↓<天安門>
現在
の、個人的にはおなじみの流れ。

大陸で公然と囁かれていた、

日間是老鄧社会
晩上是小鄧世界
(昼間は鄧小平の中国、
夜は鄧麗君の中国)

のことも出てきたし。まぁ普通に。

それでも渡辺さんの娘さんやテレサの弟さんなど、
親族が出てくるのが珍しく、
また古い時代のレアなフィルムもちらほらで、
けっこう面白かった。
…で、番組中、テレサ14才時のデビュー・アルバムが、
紹介されたのだけれど、
歌はやっぱりべらぼうにうまいわ、ってことを、改めて。
美空ひばりが怪物なら、こっちも紛れもない怪物。
そんじゅそこらの“歌がうまい”なんて、
ハッキリ言って論外なんだよ。
要するにフリークス、歌唱の。
政治にちょっかいを出され続けたのもムリはないわけで。

あと、今さらこの曲をロックで、ってのもねぇ、末吉さん。
リ・ミックスにしたって、曲は「蘇州夜曲」だったけど、
サンディーの途轍もなくカッコいい再解釈が、
もう15年近くも前にあったからなぁ…

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