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2005.11.11

インターホン

確かにどうしてインターホンって言うのか、
という問題もあるのだけれど話が先に進まないんで、
そいつはとりあえず置いとくことにして、
正面玄関のインターホンが壊れたため、
思い切って全面リニューアルすることになり、
自分割り当ての子機というのも新しくなった。

この子機がだ。

誰か来て表でインターホンを押すと、
ピンポンと鳴ってその来訪をお知らせするわけなのだけれど、
ってそんなことをわざわざ説明する人間もいないんだろうけど、
この子機のそのピンポンがなぜか、
やたらと気持ちいいのである。

そもそも個人的にはベルだのチャイムだのの告知音系、
というのかネーミングはよく知らないけどとにかくそれが、
大嫌いで前の子機の時も音量を最大限に絞ってたら誰か来ても、
わからなかったりしてすこぶる不便だったのだけれど、
新しい子機のピンポンは、うーん、どう説明すればいいのか、
口で説明すると、ピーーン・ポーンみたいな感じで、いや、
もっと正確に言うと、ピーーンとポーンの間が中黒ではなくて、
書くとピーーン ポーンみたいな空白があって、
その半角~1角分の空白に微妙なタメがあるのである。
印象としては、ピーーンでいったん音が途切れかけ、あれ?っと、
思った瞬間にポーンがスキを突いて始まっているというか、
そのポーンの始まり感が、ちょうどおしっこ漏れそうになって、
トイレに駆け込んでギリギリあともう2秒遅れたらダメだったけど、
何とか間に合った時のあああ良かったあと思うそこはかとない、
解放感に似ているというか、それでいて前のめりの、
シンコペーションになっているというか、何言ってんだか、
よくわからないけど、ともかくそのピンポンの間というかタメが、
あまりに気持ちよすぎて子機をじっと見つめたまま、
早く誰か来ないか今か今かおい誰も来ねえのか来るんだったら、
早く来やがれ来いったら来いってんだよまだかよおせえよと、
まばたきもせず待ち続けてしまうほどの強力な子機なのである。

よって、仕事にならないぐらいのことは仕方がないのだった。

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