“しゃちほこばる”への欲望
と書くと、何かいやらしいことを書くかのように、
とりわけ“欲望”の部分に、
それを感じさせるかもしれないのだけれど、
いや、“感じさせる”と言っても別に、
うっふんあっはんさせるわけではないのだけれど、
何かいやらしいことが書かれるのかと思うのなら、
それは違う。
いや、いきなり文字を大きくされても、
そもそもタイトルが何だかよくわからないところに、
それは違う。
と、唐突に言い放たれても何だかなあ、だろうけど。
要は、しゃちほこばるについて書きたくなったのだった。
そこで、
まずしゃちほこばるを二つに分割してみる。
この、しゃちほこばの二分にあたって、
しゃちほこ/ばる、が一般的な分割位置と、
通常なら考えがちなのだけれど、
そうは問屋が卸さない。
問屋が卸さなければ産地直送だ。
すなわち、しゃち/ほこばる、という、
いわば産地直送二分法もある。
では、しゃちはシャチとして、
ほこばるとはいったい何なのだろうか?
クロアチアのドナウ河畔にブコバルという街があって、
悲愴な映画になったりもしているのだけれど、
ほこばると何の関係があるんだ。
そう考えると、ばるだって変だ。
バールか?
しゃちほこバールか。
持ちにくそうだけど。じゃ、ほこバールは?
まさかと思うけれど、矛バールか。
シャチの矛バールだ。
いや、「シャチの矛」がブランド名かもしれない。
鯱対鯱の矛。
鯱と書いてシャチともしゃちほことも読むらしいので、
人によってはシャチ対しゃちほこのほこ、
と勘違いする輩がいるかもしれない。
でもしゃちほこのほこ、というのは、ほこのほこ、
の部分がちょっと気持ちいい。
気持ちいいだなんてやっぱり、
ちょっといやらしかったわうっふん。
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