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2006.10.21

光と影の小宇宙

セブンに続くメシ時話。

たまたま、なのか、
国営放送のHV特集とかいうプログラムの再放送で、
藤城清治の特集をやってたので、
秋刀魚をほじりながら見た。

藤城清治の影絵は母親が好きで、
彼女が入院した折に見舞いに本を買ってったり、
こっちもそこそこ知ってるつもりではいたのだけれど…

知ってるつもりの無知ってのは恐ろしい。
まず何より、あんなバリバリの現役だとは知らなかった。
御年82歳。
画面に思わず目が釘付けになる。

いや、20代30代の“芸術家”なんてのは、
掃いて捨てるほどいるし別に珍しくも何ともないけれど、
あの御年であのトンでもない没入ぶり
(気の遠くなるような細かい手作業を、画面で見た限り、
深夜まで(時計は1時45分を指してた)平気で続けてた)
には、心底ぶっ飛んだ。
すげえ。
いや、ホント恥ずかしながら、だけど、
あんな凄い人とは知らなかったよ。恥ずかしい。
もちろん、
あの作業の手間暇にもドギモを抜かれんだけど。

芸術家ってのは“なる”もんじゃなくて“ある”もんだから、
(才能云々という以上に、
如何に作品を作り続けているか、ということに、
芸術家か芸術家じゃないかの越えられない溝がある)
紛れもない本物を見たわけである。

持続こそが全てなのだよ。

5年とか10年とか撫でたぐらいで何かを語ろうなんて、
おとといきやがれ、って感じなのだろう。きっと。

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