松井元博士
松井元博士、というのが資料に出てきた瞬間、
大問題の予感がした。“カン”で韻を踏んでみた。
すぐわかるように、博士の松井元さんなのか、
元博士の松井さんなのか、すぐわからないからだ。
もちろん常識的に考えればね、つい指が滑って、
“ね”なんて打ってしまい、いきなり“ね”が出ると、
出し抜けに馴れ馴れしいムードで驚くのだけれど、
まぁその常識で考えると、“元博士”なんて肩書きは、
あまり聞いたことがないので、松本元さん説の方へ、
ついフラフラとイッてしまいそうになる。しかしながら、
常識の奴隷になってしまっては元も子もないだろう。
正式にオフィシャルに言えば、元本も利子もないだろう。
そこで常識を敢えて離れてみる。すると元博士も、
決してあり得なくないわけではなかろうというのがわかろう。
博士というのは、元か現かで判断しなければならないのだ。
でなければ元も現もないだろう。正式にオフィシャルに、
言えば、元クロスも現チャリもないだろう。そう。元クロスに、
現チャリ。確かにムリがあった。ただ、大問題の予感は、
正解、青函トンネルだった。“カン”で韻を踏んでみた。
松井元博士は思考を止める。歯槽膿漏と似てる。気のせい。
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