ルオーとグロテスク
って展ててんててん、他に行ける日がないんで、
11時ごろ見に行ったんだけど、
想像してたより面白かった。
ユビュ親父@ジャリの乗馬像やら、
避難する人たちの後ろに登ろうとする、
太陽の微妙な光の色の美しさやら。
まぁ、こんなまとめて見たってのも初めてだもんな。
まとめて見る、ってので思い出したんだけど、
師匠モロー(ギュスターヴ)との、
意外な親近性みたいなのも感じた。
いや、そんな似てるなんて思ったこともないし、
実際そんな似てるわけでもないんだけど、
親近性。
そういう師弟の関係って悪くないな。
まぁ、モローは、マルケだのマティスだのの、
お師匠さんでもあるんだけど、
で、何が「まとめて見る」だったか、てえと、
モロー美術館だよ。
オルセーあたりに1回行くんだったら、
かわりに4回ぐらい行け、ってぐらいの価値の、
ま、自分だけそう思ってる、笑、美術館で、
実際何回も行ってんだけど、
そこの初代館長が、ルオーだった、
…って年表見たら書いてあった。笑。
あと、やっぱりその年表に書いてあったんだけど、
ルオーはユイスマンスと交流があったらしい。
出たよ、ユイスマンス。笑。
「さかしま」も「彼方」もウチにあるぞ。
何か言い方ヘンだけど、
ものすげえカトリックな作家だ(という認識だ、自分は)。
その「ものすげえカトリックな」は、
世俗的でしみったれたプロテスタンティズム、
…なんて言ったら怒られちゃうけど、
その実用・資本主義連合のリンリと精神なんざより、
はるかに“ものすげえ”わけで、
(面白い、みたいに言ってたらそっちも怒られちゃうけど)、
結局はイスラムに改宗したクロソウスキー、
バルテュスの兄弟なんかとも、
かなり近い位置にいる。特にバルテュス。
で、友だち見ればお里がわかる、からして、
ルオーもその系譜だった、ってわけだ。
あんまり意識してなかった。
要は宗教画家だよ、カトリック的、あまりにカトリック的な。
孤高の。
(もう1つ。そこまで踏み込んでいくと、
もう手に負えなくなるからやめとくけど、
ルオーの父方はケルトらしいぞ。ブルターニュ経由の)
まぁコテコテの東洋人たるあたくしには、
実はよくわかっちゃいないんすけどね。
そこらへんの闇と光の深淵は。
でもタブローがコテコテのルオーは見てて面白いよ。
「アクのハナ」好きな版画も良かったし。
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