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2007.08.10

ルオーとグロテスク

って展ててんててん、他に行ける日がないんで、
11時ごろ見に行ったんだけど、
想像してたより面白かった。
ユビュ親父@ジャリの乗馬像やら、
避難する人たちの後ろに登ろうとする、
太陽の微妙な光の色の美しさやら。
まぁ、こんなまとめて見たってのも初めてだもんな。

Rouault

まとめて見る、ってので思い出したんだけど、
師匠モロー(ギュスターヴ)との、
意外な親近性みたいなのも感じた。
いや、そんな似てるなんて思ったこともないし、
実際そんな似てるわけでもないんだけど、
親近性。
そういう師弟の関係って悪くないな。
まぁ、モローは、マルケだのマティスだのの、
お師匠さんでもあるんだけど、

で、何が「まとめて見る」だったか、てえと、
モロー美術館だよ。
オルセーあたりに1回行くんだったら、
かわりに4回ぐらい行け、ってぐらいの価値の、
ま、自分だけそう思ってる、笑、美術館で、
実際何回も行ってんだけど、
そこの初代館長が、ルオーだった、
…って年表見たら書いてあった。笑。

あと、やっぱりその年表に書いてあったんだけど、
ルオーはユイスマンスと交流があったらしい。
出たよ、ユイスマンス。笑。
「さかしま」も「彼方」もウチにあるぞ。
何か言い方ヘンだけど、
ものすげえカトリックな作家だ(という認識だ、自分は)。

その「ものすげえカトリックな」は、
世俗的でしみったれたプロテスタンティズム、
…なんて言ったら怒られちゃうけど、
その実用・資本主義連合のリンリと精神なんざより、
はるかに“ものすげえ”わけで、
(面白い、みたいに言ってたらそっちも怒られちゃうけど)、
結局はイスラムに改宗したクロソウスキー、
バルテュスの兄弟なんかとも、
かなり近い位置にいる。特にバルテュス。

で、友だち見ればお里がわかる、からして、
ルオーもその系譜だった、ってわけだ。
あんまり意識してなかった。
要は宗教画家だよ、カトリック的、あまりにカトリック的な。
孤高の。

(もう1つ。そこまで踏み込んでいくと、
もう手に負えなくなるからやめとくけど、
ルオーの父方はケルトらしいぞ。ブルターニュ経由の)

まぁコテコテの東洋人たるあたくしには、
実はよくわかっちゃいないんすけどね。
そこらへんの闇と光の深淵は。
でもタブローがコテコテのルオーは見てて面白いよ。
「アクのハナ」好きな版画も良かったし。

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