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2007.08.13

殯の森

確かにムリの多い作品であったとは思う。
個人的に一番引っかかったのは編集で、
つなぎのおかしな場面をちょこちょこ見かけたこととか。

にもかかわらず、じゃあ、なんで、見終わった時に、
自分が好意的だったのかを深く内省してみる。

1.一般的なストーリー理解とかなりズレてた。

例えばラスト。
そうかぁ。アレ“死んだ”ととらえるなら、
確かに“なんじゃそりゃ”になっちゃうだろうな。
自分はアレが、中途半端な宙吊りの
(死ぬわけないけど死んだでも、助けられたでもない)
終わり方ゆえ、だから面白いじゃねえかと思ってたんだけど。

2.エロを前面に見てた。

仮に、リアリティ云々を言い出すなら、
あんな若くきれいなおねえちゃんを出した時点で、
アウトってことだよねえ。だからリアリティ話は論外。
で、監督のことはよく知らないんだけど、
あのおねえちゃんは当然、監督のサーヴィスだと思ってて、
さすがは女性監督、何が必要なのかよくわかってる、
なんて思ってたよ。題材が題材なだけに、
どう地味さを打ち消していくかって意味も、
あるだろうと考えてたもんで。
焚き火のシーンなんかは、ちょっとモロすぎるけど、
もちろんサーヴィス・カット。笑。茶畑追いかけっこもエロス。
(しげきさんも認知症ってより生々しいよねむしろ)
あと、屹立する大木に涙するシーンなんかも、
「うわー」とか思いながら見てたよ。
見方ヘンとか言われたら何も言い返せないけど。

3.尾野真千子にやられた

で、2と関連もして、
タイプの女優×エロだったんでそりゃ好意的。
彼女が、「裸になりたくない」などとのたまう、
凡百の勘違い大物女優さんとは、
一線を画してるのも編中証明されてたし。

ラストもねぇ。
実は個人的には“祈る”映画に頗る弱いんだけど、
エロと祈るでダブル攻撃されちゃった日にはさ…。
おいどうすんだ、どう終えんだよとドキドキしてた所に、
“虚無への供物”されちゃあなぁ。

ということで、何だか目が曇りまくってるんで、
聞かれたらつい「いいよー」と言っちゃうかもしれない1本。
しかしこれを選ぶ審査員ってのもどうかとは思うけど。
エロおやじ? スティーヴン・フリアーズ? 笑。

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