M
マゾ、ってのが実は、と言うまでもないほど、
当たり前のことなんだけど、
マゾ、ってのが実は一番タフ、
というか、一番ふてぶてしく世に憚る、というお話。
いつもの廣木(隆一)作品らしく、
パッと見フツウの病んだ人たちが繰り広げる、
救いのない虚無的な映画なんだけど、
その荒涼感のいっそ清々しさが、
例えば、同じ殺伐でも、笑、石井隆の映画とかとは、
また違った意味で、非常に好みだったりするわけで。
ひと言で言うとリアル。
というか実際の現実以上に生々しい生ツバ感。
トリスタン・ツァラ的に言うと、
痙攣する苦痛の叫喚、相互背反と、あらゆる矛盾、グロテスクと不条理の錯綜体、
すなわち生(LA VIE)だ。
って感じ?
父親を刺殺して血塗れのまま川端に逃げ込んだ少年が、
犬の散歩に来た人の自転車を盗んで、
土手を疾走するシーン、
黒沢清の「勝手にしやがれ」シリーズのチャリンコにも似て、
その疾走感がもうたまらなく生ツバ。
キャスティングも、裸はやや不足気味だったものの、
存在自体かなりエロっちい美元を始め、
(子供と風呂浸かりシーンのエロさ加減!)
ほとんど文句付けようがないし、
(強いて言えば田口トモロヲが“付きすぎ”か)
原作・馳星周という屑っぽさがまたぐーっど。
っても、むしろ斉藤久志の脚本の功績なんだろうけど。
カタール戦はまぁ、(いきなり。笑)、
重役のチームで重役がお休みの上に、
水野もケガだったみたいだからね。
俺様2人を並べちゃったら、そりゃ上手くいかないって。笑。
ま、たかだかアウェーで1敗した以上の意味は、
別にないと思うんだけど(チュンソンと柏木はよくやってたな)、
あの程度のチームに星を落として五輪に行けないんだったら、
所詮はそこまでのチームだったと、それだけのことで。
今出れたら、重役、生ツバなんだけどなぁ。
こういう時はいつもお休みだなぁ。さすが重役。
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Comments
こないだ小学5年生に
「今度の試合、キーパー頼むわ」
って言ったら
「俺Mじゃないから」
と、笑顔で断られた・・・。
そんな時代ですかね?
この映画の、キャストで名前でてないくらいささやかに出演している神農さんという女優は自分のお気に入りです。
Posted by: socio napoletano | 2007.10.19 at 11:47
GKってMなんすかね?
>ささやかに出演
いや、あの新聞販売所の所長とは明らかに釣り合ってない、
それゆえ異様に目を引く妊婦役は、
“ささやかな出演”とはけして言わないと思う(笑)。
それと。
napoletanoさんのタイプは直球と見た(笑)。
Posted by: 泡羽 | 2007.10.20 at 19:42