勝ち点1という選択
例えば、次のような与件があるものとする。
・アウェー・ゲーム
・ケガ人が多く、特にDFが固定できない。
・チームのリズムが悪く、ここ数試合勝ててない。
試合前、こういう条件の場合、
普通は守りのチェックからゲームに入るのが無難だ。
プランとしては前半は0-0がベスト、
仮にやられたとしても、1点差なら想定内で、
まったく問題なしだろう。
勝負は後半。
当然アウェーなので、
先制されることは織り込んでおかなければならないものの、
事と場合によっては、先制することもある。
そうなればシメたもの。
ゲームを殺しにかかり、相手の浮き足立ちを誘い、
バランスを崩したところにカウンターを浴びせればいい。
ちなみに、点を取ったとたんに逆に浮き足立って、
数分もしないうちに元の木阿弥にされる、というのは、
ありがちながら、絶対避けなければならないのは。
言うまでもない。
…なんだけど、相手がまぁしたたかな場合は、
そういうことも起こり得ると考えておくべき。
何たってやっぱりアウェーだし、
敵のシュートがベラボウに“巧い”時もあるだろう。
で、仮定として1対1になったと。
…にしても、そこまではまだOKである。
肝腎なのはここからだ。
相手はやっと同点に追いついたことで意気が上がり、
イケイケ状態になっている。
しかも常識的に、審判の笛は偏りがちな感じだ。
そんな状況で、“勝ちに行く”というのは、
勇ましくてカッコはいいけれど、
大人のフットボールには程遠い。
ましてや与件を考え、チーム自体建設途上であるとするなら、
勝ち点1を取りに行く練習も必要だろう。
「ハナッから勝つ気がないと勝てるものも勝てない」?
いや、勝ち欲を出してバランスを崩し、
負ける(大敗する)方が多いのだ、
というまったき典型がまた1つ。
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