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2008.08.06

ルー・リードのベルリン

歌マネとかが得意なわけではないんだけれど、
ほぼ唯一か唯二ぐらい自分でも歌マネができる人がいて、
それがルー・リードだったりする。
もちろん人前で披露したことなどないし、
客観的には言うまでもなくヘタだと思うけど。
ヴィブラートのかかったライムと歌との仕分けとか。笑。

そういえば、こうやってアルバム1枚、
それも一時期糞のように繰り返し聴いてたアルバム1枚を、
まるまる通しで、ライヴの形で見る、なんてのは、
初めての体験だと思う。

歌詞が身体に滲むまでしつこく流した曲、
当時はそれほど関心が持てなかった曲、
それらが不思議と、隔たりなくひと繋がりになって、
甦ってくる。すっかり忘れてたようなアレンジの細部まで、
ひとつひとつするするっと口をついて出てくる。奇妙。

考えてみれば、生のステージを見た、
ボウイやブライアン・フェリーの軽く3~400倍は、
彼に“エポック・メイク”や“前衛”を見ていたのだと思う。

曲の美しさと激しさ、呟きのクールネスと歌の熱の、
信じられないほど微妙なバランスの良さ、
今にして思えば、若い時のフェイヴァリットは、
彼だったのかもしれない。
でも年を経た彼は、もっと味が出ている。
しわしわの今聴くと、
かつての曲がさらに深く、凄みを持って聴ける。

欲を言えば、「キャンディ・セッズ」「ロック・メヌエット」と、
静かに続いたアンコールのラストは、
(「サテライト・オブ・ラヴ」とかはカットだったんだな)
まぁ…「スイート・ジェーン」もそりゃいいんだけどさ、
(イアン・ハンターもカッコよく歌ったわけだし)
欲を言えば、やっぱり、
「ロックンロール」で締めてほしかったかな。
なぜならロックン・ローラーだからだ。
詩人とか音楽家とかである以上に。
「ロックン・ロール・アニマル」でのように。

あ、皿のシュナーベル(監督)のことは途中から忘れてた。
てことは、珍しく「良かった」? 笑。

Lou_2

あと、まあムリもないけど、客席の雰囲気は良くなかった。

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