破片のきらめき
高橋愼二撮影・監督・編集。アップリンクで3時から上映会。
精神科病院内のアトリエで、創作活動に勤しむ人たちの話で、
“アウトサイダー・アート”の作家、というには、
少し微妙な位置にいる絵描きさんたちなんだけど、
まぁ想像してた通り、
多種多彩な見どころと見ごたえのあるドキュメンタリーだった。
“微妙な位置”というのは、
普通にコミュニケーションを取ったり、人によっては、
大過なく社会生活が送れる、ってぐらいの意味合いで、
向こう側にいる人たちではない故。
実際、彼らの中の1人が、
銀座で個展を開く運びになることも描かれたりするのだけれど、
それについて本人が、
「アウトサイダー・アートという括りではなく、
あくまで自分の力が評価されて、
(画廊等の多いブランドである)銀座で、
個展を開けるのが嬉しい」みたいな感想を語っていたのが、
何よりも印象的だった。
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