真木栗ノ穴
面白かった。
まず掴みの、キムラ緑子演じる中年女とのエピソードが、
主人公のキャラや位置を明示していてコクがあるし、
例えば、ボクサーの隣人とドアを同時に閉めるシーン、
みたいな、頻出するギャグのセンスも悪くない。
映画の色つけとしては反則な利重剛監督を始め、
キャスティングにほとんどハズレ感がないし(稀有)、
特に、決して美人とは言えない粟田麗や、
色っぽくは見えない女性編集者役・木下あゆ美の、
微妙なエロさが、作品を逆のサイドから盛り立てている。
ユニットバス、置き薬、文鎮、コイン・ランドリー、
浴衣、梅酒容器の金魚鉢、というような道具立ての選定にも、
面白味が感じられるし、クライマックスは少し、
「異人たちとの夏」の最後を連想させる。というか、“夏”、で、
思い出したけど季節的にはやはり夏、に見たい作品だ。
ラストも過不足なく…
と緩めていたら、
夢オチにつながるエンディングのアレは、もったいなかった。
明らかに不要以外の何物でもないと思う。
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15384/43266567
Listed below are links to weblogs that reference 真木栗ノ穴:






Comments