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2008.11.26

真木栗ノ穴

面白かった。

まず掴みの、キムラ緑子演じる中年女とのエピソードが、
主人公のキャラや位置を明示していてコクがあるし、
例えば、ボクサーの隣人とドアを同時に閉めるシーン、
みたいな、頻出するギャグのセンスも悪くない。
映画の色つけとしては反則な利重剛監督を始め、
キャスティングにほとんどハズレ感がないし(稀有)、
特に、決して美人とは言えない粟田麗や、
色っぽくは見えない女性編集者役・木下あゆ美の、
微妙なエロさが、作品を逆のサイドから盛り立てている。
ユニットバス、置き薬、文鎮、コイン・ランドリー、
浴衣、梅酒容器の金魚鉢、というような道具立ての選定にも、
面白味が感じられるし、クライマックスは少し、
「異人たちとの夏」の最後を連想させる。というか、“夏”、で、
思い出したけど季節的にはやはり夏、に見たい作品だ。

ラストも過不足なく…
と緩めていたら、
夢オチにつながるエンディングのアレは、もったいなかった。
明らかに不要以外の何物でもないと思う。

Makiguri_2

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