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2009.07.08

ちえみちゃんとこっくんぱっちょ

こういう感想は変かもしれないけど、
ラストの予想外性は、
この後に来る2作(「ジャーマン+雨」「UMLS」)、
よりも上だった。
見ていて思わず「はあ?」、
いやいやツッこみのように使うレヴェルじゃなくて、
もっと早口に息せき切って言うようなレヴェルの、
つまり仰天調の「はあ?」。

自分自身「ウルトラミラクルラブストーリー」では、
どうにか論理の線上でラストを捉えようとしてたけど、
このデビュー長編を見てちょこっと考えを改めて、
横浜聡子てそういう人ではあったんだね、
というのがよくわかった。
小動物系の何も知らないって顔してるくせして。

それでも、
その意外なラスト以上に、
友だちの結婚式のスナップ風フィルムから、
(元々はそういうものだったらしい)
フィクションを立ち上げて、
最後あそこに落とす発想が異様。
父親が若い女連れて来て共同生活が始まる…
みたいな物語の型は、まったく違和感ないんだけど、
なぜかその型によりかからないという、
そこが異様。

要約すると、バランバランな3つの柱の出来事が、
平然と共存していて、
共存自体は、まったく違和感ないんだけど、
共存するにあたっての平然感が、
横浜聡子なのだな、と。
例えば西川美和のようないかにもな人より、
ふてぶてしい監督なのだな、と。
褒め言葉ですけど。

横浜聡子恐るべしだ。タチが悪かったのか…

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