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2010.04.11

(時として)蹴球は難しい

12時から会議の要請。
ゲーム開始の19時まで7時間もあるよ、と思ってたものの、
十条に降り立ってみたら意外に時間がないことに驚く。
それより、昼はほとんど初夏のようだったんだけど、
陽が落ちてから急激に冷え込んできて、
まさかコートで行った方がよかったとか思わねえだろうな、
と考えていたそのまさかになった。
これだから春の装いは難しい。

ゲームもまさにそんな感じに。

9and14and16

キックオフ前。
実は今日は比較的楽めの試合になると予測していた。
何たって、初めて組むダブルボランチ最強。
松本は開幕戦で大活躍だったし、
そこにもっちが入るわけで。
戸田は右に回せて、
本意でないといえおばも左後ろに回せて、
FWのセットA以外は、
ほぼベストといってもいいようなメンツだった。
何がベストかわかんないチームだけど。笑。

加えて相手は前節と同じ2部から上がってきたチーム。
とはいっても選手たちにはナメはなかったし、
点はそう取れないにしても零封は確実、
のはずだったんだけどねぇ、個人的には…

Kyoin4

もっと言うとゲームが始まってからも、
その心積もりは薄まらず。
そりゃ完璧、と言わないまでも、
プランは前の試合より徹底されてたし、
(洵也の引っ張りが素晴らしく、
有悟、謙太郎もパスはそう悪くなかった)

そして早い時間帯に先制。
それもイゴールでなく、ウッチーが1発で決める。
もう文句のつけようのない展開。
…だったんだけどね。笑。

結果的に言うと、
1度も負ける気はしなかったものの、
“完勝”という風にはまったく運べなかった。

とりわけ象徴的なのが、
前半終わりごろの「失点」。
もちろんシュートのアタリが良すぎて、
マーシーはノーチャンスだったわけだけど、
それ以前にあの「失点」は、
自分たちで招いたものだったと思う。
あえて詳しくは書かないけど、
手なりのまま漫然といってれば、
ああなる可能性もあるってことだよね。
目指す大人のチームへは、1歩1歩か。

それでも、開幕戦よりは良かったことがあるし、
良くなってるところもあるし、
まぁ調子の良し悪しは誰にでもあるから、
そのことについては問わないにしても、
連繋のことやら、コミュニケートのことやら、
最強との読みがそうはうまく問屋が卸さないことに、
新鮮な意外性を覚えた。
特に調子の良くなかった方に、
引きずられたってわけでもないだろうに、
横並べがうまく機能しなかったことに、
なるほどねぇと思った。
やっぱ生身の身体はサカつくとは全然違うんだよ。
んなこたわかってるけど。

ハッパをかけといた1人は、
一応の成果は見せたもののまだ不満。
あとカピタンがあまり意味のない負傷。痛い。
良かったのはもう1人ハッパをかけた主力で、
いつも以上に意識的に声かけをしていた。

つうかねぇ、ヘタであるが故の強さ、とか、
うまいが故のダメさ。とかがあるんだよねぇ。
成功体験がある故の変われなさ、とか、
気が利かない故のシンプルな実直さ、とかね。
表は容易に裏になるし、
裏が使いようによっては表にすらなる。
要は“自覚”がポイントだけど。
自分で気がつけないとそこで終わりを迎える。
深いといえば深いし、難しいといえば難しい。
勝たないと間違いなく崩壊するけど、
でも勝ちにはそんなに意味はないのかも。

Kyoin5

社会人1部リーグ第2節
東京ベイFC 3-1 東京教員クラブ

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