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2011.09.16

朱花の月

河瀬映画はいつも、
女性の強さが際立ってる。
逆にいつも、
男性の存在感が際立って薄いのが、
気になってはいるんだけど…。

今回も男性2人は、いたの?、てな感じ。

香具山は 畝傍を惜しと 耳梨と 相争ひき 神代より  かくにあるらし いにしへも しかにあれこそ うつせみも 妻を 争ふらしき

などと、わざわざ万葉集が引かれるのだけれど、
ちっとも、「妻を 争ふらしき」なんかしてないからなぁ。
男2人は。

まぁそんなんでも、女が輝やくのならわかるんだけど、
今回は女もどっちつかず。
だとすりゃ、すでに話自体がモゴモゴになってるのに、
その上、時間軸を動かしたりして、
さらにわかりにくくしてるからなぁ。
明らかに余計な混ぜ合わせじゃね?

そして、争わない旦那の方のああいった展開も、
予測の範囲内ではあったものの、
(「奇妙な果実」かなと思ってた)
ハッキリ言ってやっぱやりすぎ。
そんなんなら、争わせた方がはるかに人間的、
と考えるのは少数意見?

ひと言で言うと、
リアルな風景の中の、机上のおハナシ。
監督、もしかして“物語”が苦手なのか?

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