2008.04.24

レンタル依頼

つことで、かわみなみの「シャンペン・シャワー」を、
奇特にもお持ちの方はどうぞご一報を。
“主人公のアドルって、ありゃエデルのことだよ!”
(82年セレソンのFWで、大殿ホマーリオの師匠筋)
とか、そんな話で昨日は大盛り上がりしてたわけで。
つか皆、半徹続きで、
莫迦頭は猶予して頂きたい点もあり。

Champagne

そのくせ今朝はCLなんぞを見てしまい、
見たオノレを呪ったり。

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2008.04.18

春嵐

さて、気楽な稼業ときたもんだ、と見える筆頭は
気象庁の予報官である。気象庁気象庁気象庁と
三度唱えれば何を食ってもアタラない、といわれて
久しいが、いくらアタラなくっても、その責任をとった
なんて聞いたことがない。

…と、大人山田風太郎も書いてたのだけれど、
今日は出た折りがちょうど暴風雨タイムで、
傘を1本大破、仕方ないんでその後はもう1本の傘で歩いて、
初めて事務所へ。名刺の相談、あとは交互風呂敷。
それにしても誰もが行きやすい、いい場所だった。

第4節は、大先生(動けるのか?)が登場、との噂も。

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2008.04.11

人に背後を…その2

今さらのように、内田樹センセイの、
超面白い本を読んでたら、
“観世流シテ方の方に、「能楽師は背中をどういうふうに
意識していますか」という質問をしたことがある”という、
下りが出てきた。
少し昂揚しつつ先を読み進めていったら、
さらに超面白くなってくるじゃないか。
ちょっと長くなるけど引用。

先ほどの能楽師の方は、新幹線の駅で待っているときに必ず壁を背にして立つそうです。足も両足均等に加重しないで、右、左と移しながら、立っている。 「なんで、そんなことをするんですか?」とお訊ねしたら、「誰かに、後ろから突き落とされたりしたら、嫌じゃないか」というお答えでした。 「両足に加重しないのは、すぐに反応できるように。切りつけられたりしたときに、パッと反応できるようにしてるんだ」と。新幹線の駅でいきなり切りつける人なんて、そう多くはいないだろうから、ずいぶん用心深い人だなと思って笑っていたのですが、その後、この方の舞台を見ているときに、ああなるほどと思いました。

そりゃレヴェルは全然違うだろうけどさ、
同じようなタイプの人がいることに、
うわー、ちょっと感動したよ!
I will never walk alone … 笑。

センセイがどう“なるほど”と思ったかについては、
特に興味がある人は、
ぜひ超面白すぎる原典に当たってみて下さい、
「疲れすぎて眠れぬ夜のために」って本の、
“身体の感覚を蘇らせる”って章っすー。

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2008.02.14

師匠の本

は大部分読み倒した気になっていて、
迂闊にも気づかなかったんだけど、
去年の10月に新しい文庫本が出てたんで、
遅まきながら買って読み始めた。
短篇集なんだけど、やっぱ、
師匠はすげーんだよなー。コクといい、コナレといい。

Shisho08

例えば「競輪円舞曲」。

もちろん主人公はむちゃくちゃ魅力的なんだけど、

「スタンドの人たちをごらんよ、これが全部、敵なんだぜ。一枚百円の券が二十五円はテラ銭、あとの七十五円をこの人たちと奪い合うンだ。…これだけたくさんの敵が居るなんて、豪華でしょう」

と主人公に言ったりするワキもたまんない。

で、そんなこと言いながら、
みんな例外なく泥々になっちゃうところが、
また何ともいえずいい。

やっぱ師匠が断トツだね。1番。文章が。

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2008.01.09

国書刊行会

といえば、
もう皆さんお世話になりまくりの、いや、
個人的にも昔むかし巣鴨へ遊びに行ったら、
ノヴァーリスだのアルニムだのを、
ぼんとお土産にくれた、太っ腹どころか、
わが国屈指の出版社なのだけれど、
今年は、久生十蘭の全集が、
リリース!されるということで、
スコブル御目出度い限りです。

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2007.12.06

鼎談続き

一昨日、金子光晴の、
下駄ばき対談で触れた鼎談だけど、
実は、田中小実昌も、
ほろよい味の旅の“味な話”の、
“鴨川の桟敷のハモ”で、
そのことについてチラッと触れてたりするのだった。
四条大橋近くの料理屋の、
店のうしろが桟敷になって、
鴨川の流れの上につきでている…らしいのだけれど、
その桟敷で食べた京都の夏の名物のハモの蒸焼き、
が、なんともおだやかな味だった…という話で、

このときは、詩人の金子光晴先生といっしょで、伏見の稲垣足穂先生をたずねた。おふたりともとびきり自由なおじいさんだった。

自由どころかとびきりとんでもないじじい2人だと思う。
もう一人もとびきりとんでもないじじいだけど自分から見れば。

Horoyoi

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2007.12.04

鼎談

いきなりだけど、金子光晴の対談集に、
足穂と田中小実昌と鼎談してるのがあって、
そもそもそのメンツが凄いんだけど、
中身もビンビンだったのを、
ちょっとした調べ物をしてる際に思い出した。
特に、作家に対する悪口三昧のところ、
タルホの師匠格の佐藤春夫、
それに芥川、漱石、鴎外に始まって、
百閒や日夏耿之介あたりも、もうばっさばさ
(だったと思う。いつものうろ覚え、苦笑)
三島も、彼と同い年というコミさんが確か、
面白くない小説とか言い出して、タルホは“ハッタリ”、
金子先生は“どうでもいい”だったかな。
どうでもいいって、先生…笑。愛してます。

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2007.11.30

で、

「ぐれる!」の人を蛇蝎のごとく嫌う、
「まれに見るバカ」の人を読んだりもする。

わたしはいまだに四人以上の私的な集団を信じていない。友だちが多い人間もまったく羨ましくない。~一対一の関係以外をほとんど信用していない。嫌われて当然か。

紛う方無くその通りな当たり前のことが書いてあって、
気持ちいい。“てめえみたいのに嫌われてこその俺”、とか、
“好かれてたまるか”、とかは思ってるよな確かに。笑。

Keno

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2007.10.23

寝本

確かに、寝酒、ならぬ、
寝る前にちょっとずつ読み進めるには、
最適の本、ではあり続けたんだけど、
“寝本”、なんて称するのは、
烏滸がましい気もする。

Zico

少年団、中高校の選手、また指導者たちの質問に対して、
ジーコが1問1問答えていくという、Q&Aスタイルの教則本、
…なんだけど、実際に球を蹴ってる人間にとっては、
“役に立つ”どころじゃないほど実践的な効力を持つ、
価値の高いハンド・ブックだと思う。

LEVEL1からLEVEL3まで計3冊、
どれも読み応えが十分なうえに、
目ウロコのヒントもたっぷりちりばめられていて使える。
今なら古本屋等、安く買えるはずで、苦笑、
お得、以外の何物でもないと思う。

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2007.10.11

個人的

には、“今さら”なテーマ、
でもあるんだけど実は。

「ぐれる!」

小見出しを抜き出してみる。

・ぐれるための条件
・すさんで生きる
・ブスはどういう顔をして公共の場に出るべきか
・両親もぐれてはどうだろう
・もうじき死んでしまう
etc.

「さまざまなぐれ方」「ぐれて死のう!」等の、
章立てがまたグレイトだし。
だって「さまざまなぐれ方」だよ「さまざまなぐれ方」。
人生いろいろ。ぐれ方さまざま。

名著ですね。
大人だったらぜひ座右の書に。

Guregoal

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2007.06.22

ついこないだまで

そこいらにあったと思ってたのに、
実はもう記憶の中にしか残ってなく、
永遠に見られないものの意外な多さに、
ちょっとばかり切なさを感じる。

沢村さんのこいつを何度目かの読み返し。
飽きない。

Asakusa

三社に四の宮があった話なんかも。

自分も含めて、時間がないとか言いながら、
今は古い話を聞こうとする人が少ない。

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2007.04.02

オシムの弱点

ちょうどおやつ時ぐらいに、中途半端な時間ができたので、
近くの本屋に寄って、ふだんそんなことあんまりしない、
雑誌をパラパラ見てたら、某誌に上記のような記事があり、
なになに?、と思ってその小見出しのとこだけ読んでみると、
名将唯一の弱点は「突出した個性を活かすのが苦手」、
風なことが書いてあって、笑った。
なんかその後に中村俊輔だのモウリーニョだの、
引き合いに出されてくるみたいなんだけど、そこいらは、
もうどうでもいいやと、だからちゃんと読んでないけど。

だってさー、
だいたい旧ユーゴのキャプテンはじゃあどうなんの?
中村クラスなぞ足元にも及ばない”突出した個性“だけど、
もしかしてカウントされてなかったり? 笑。
しかも当時のいわゆるプラーヴィには、
ひとりキャプテンのみならず、
盟友デヤン(サヴィチェヴィッチ)やプロシネチキを筆頭に、
中村を出したいなら若き日のミハイロヴィッチに至るまで、
確実に中村を越えるクラスの”突出した個性“が、
それこそゴロゴロしてたと思うんだけどなー。
そうか! 使いこなせてなかったんで、
W杯でもベスト8止まりだった、ってことなんだね。
ま、ちゃんと読んでないですけど。笑。

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2007.03.23

歌いまくる方の原理主義

わが国の2大原理主義といえば
最近、日の出の勢いで増殖中の、
水木しげる原理主義者に比べると、
布教がだんだん難しくなってきてる、
勝新太郎原理主義ではあるけれど、
(両主義の二重登録も実は多いけど)
たとえばこのバイブレー、じゃなくて、
バイブルには、

Ore

らくなものぐらいむずかしいものもない。

だの、

不安とファンは違う。

だのといった駄洒落、じゃなくて、
いいことがいっぱい書いてあるんで、「悪名」マニアには、
いっぱい読んでもらわないと。バイブルなのに1んちで読めるけど。

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2007.01.31

ダン

というと、得意のセブン話じゃないのか?、というか、
セブン話得意なのか?、なのだけれど、
最近、本棚の整理などをしていて、
ダン先生の本がやたらあることに、
気がついたのだった。

いや違うか。やたらあるといったって、
本自体それほど読むわけでもないので、
たかだか14、5冊にすぎないのだけれど、
“やたらある”順位的には堂々の上位入賞、
だと思う、なのだった。結構ダン先生好きみたいだ。へぇ。

で、先生の本といえば、
こないだまた映画化されてた「花と蛇」とか、
「お柳情炎」とか「肉の顔役」とか「夕顔夫人」とか、
そこらへんからまず挙げるべきなんだろうと思うし、
もちろんそこらへんにはまったく文句もないけれど、
その一方で、裏話暴露風に描かれた、エッセイというか、
実話回顧小説みたいのも、個人的には大好きなのだった。

何たって先生、
自分をピエロにして笑いを取りながら、
ウソかマコトかの微妙なあわいに引き込んでいくのが、
もうべらぼうにうまい。というより尋常じゃない。
例えば、谷ナオミ半生記の「妖花」など、
比較の対象としてどうなのかよくわかんないけど、
橘外男の傑作「酒場ルーレット紛擾記」にも匹敵する、
驚異の面白さで、不用意に外で読んでたら、
笑いを押し殺すのに必死にならざるを得なくなること必至、
の、ホント油断のならない鬼先生なのだった。

「妖花」は文庫の「美少年」に所収。確か「不貞の季節」や、
「鹿の園」あたりも入ってたはずで傑作揃いでお得。
電車とかじゃ広げられないかもしれないけど。笑。

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2007.01.18

他人事

そりゃ所詮他人事なんだけど、
それでも他人事と言い切るほどには、
距離を置けないタイトルに吸い寄せられて、苦笑、
パラパラ手に取ってた本が読み終わった。

Home_1

何とも言いようのない話。

まぁ、何とか言えちゃうような話、
要約ができちゃうような話は読む気もしないんだけど。

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2006.11.06

今更ゆえ

浅学の徒にも、
弔悼が許されないものかと。

Jito

そうか。ここ数日、
気分が尖ってたのは、
そのせいだった?

いずれにしても、
数少ない人が、
また亡くなった。

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2006.09.29

天高く馬肥ゆる秋刀魚の味スターバックスタンドリーチキン

小説については、
20年ぐらい前に「失われし時を求めて」を読んで以来、
ほとんどと言っていいほど読んでいないので(師匠を除く)、
人気作家が誰か、とか、そういうことすらも、
よくは知らないのだけれど、保坂和志という作家がいて、
折に触れ、興味をひかれる人だと、
よくは知らないくせに、思ってる自分がいるのだった。

その保坂さんのあるエッセイでこういう箇所があった。
小津の「長屋紳士録」という映画の中で、役者が喋る、
江戸の下町言葉が快いというエッセイを読んだ話なのだけど、
ある下町言葉の台詞に対し、
“何だかとても懐かしい言い回しを聞いたように思い、
すっかりシビレてしまった”、と書かれてる所に彼は引っかかり、
調べてみると、そのエッセイの著者が、
埼玉生まれであることがわかって、非常に違和感を覚えたらしい。
もちろん生まれが埼玉であっても、少年期を下町で過ごしたとか、
下町言葉を喋る親戚がいたとか、ならそう問題はないのだけれど、
彼はこのように書く。

「せめてそれぐらいの関係が下町となかったら「懐かしい言い回し」というのはおかしいんじゃないか」

そしてこう続ける。

「敢えて文章を書く人間として、言葉と気持ちの接合点だけはいい加減に扱ってはいけないと私は思うのだ」

“いい加減に扱っている”例の方は、
あらゆる所でいくらでも見出せるだろう。
CMやら雑誌やらのコピーから、
個人的には、某ニュース番組の第4学区司会者が、
ウィルスのように広めたと思ってる、
空疎な修飾語満載の“話芸”アナウンスまで。

第1学区出身者としては、
いい加減に扱われると癇に障る。
もちろん「文章を書く人間」以外の人には、
“まみれるな!”って程度の話なんだろうけど。
広告屋の“芸術”や“スポーツ”に。

でも「文章を書く人間」は、そんなに少なくもないと思う。

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2006.08.22

大岡昇平

踏み外しの全てはそこに始まってた気も、
しないわけではなく、ただ小川町生まれながら、
特に自分にとっては渋谷っ子を代表する存在だった氏の、
両親が和歌山の人というのは記憶から抜け落ちていた。

富永太郎を知ったのは10代の時読んだ氏の本からで、
説明しろと言われると甚だ困難なものの非常に東京的な、
諦念とか含羞とかシニカルさの入り混じった東京的な作品に、
強烈な執着を覚えたまま今日に至るになっているのだった。

さるいかめしい黒塀の角を曲がつたとき
球をつくキユーの花やいだ響きに
見上げる眼にふと入つた
薔薇色の天井に張りわたした蜘蛛手の萬國旗......

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2006.04.22

20th Century Boys

浦沢直樹の20世紀少年、
あれで七年「完」じゃ、
「客がおさまりませんよ」。笑。

ま、「完」じゃないみたいだけど。

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2006.04.10

竹中英太郎

記念館へ。

Kinenkan

竹中英太郎は、
昭和初期、探偵・怪奇小説の分野において、
一世を風靡した挿絵画家で、
特に「新青年」好きなら知らぬ人のない鬼才。
「新青年」関連では、乱歩の「盲獣」や、
夢野久作の「猟奇歌」などが(この日は)掛かってた。

Inside2

氏は戦中、筆を折り、その後、
長男・竹中労の頼みでしか作品を描かなかったのだけれど、

Inside1_1

それら挿絵以後の展示品の中では、沖縄関係のもの、
個人的には特に林昌さん(嘉手刈)の「潮騒のリズム」だの、
若き知名定や大城美佐子、宮古の国吉源次だのの、
LPレコード(ジャケットの絵が氏)を初めて見たのも満足。
館長・金子さんの話では、
「琉球フェスティヴァルのでっかいポスターもあるのよ、
…すぐ出せなくて残念だけど」(一時出そうとしてくれた)とのこと。

館長の金子紫(ゆかり)さん(英太郎氏二女)は、
飾らない感じのとても気持ちのいい方で、
観賞後、いれていただいたコーヒーを飲みながら話を伺う。
…で、ハッと気がつくと1時間以上経っていて、
閉館時間を30分も過ぎてたよ。
館維持の御苦労とか聞いてる矢先から、すんません。苦笑。
でも面白い話ばかりで。

英太郎-労という父子関係の良さもそうなのだけど、
彼女が「労さんは…」と今でも親愛をこめて話をする、
兄妹関係の良さ、みたいなものも少なからず印象的だった。

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2005.12.02

大阪

ということで、
そういえば文庫で見かけて買っておいたのを、
ふと思い出してしばらく再読してたのだけれど、

mon

こういう“夜の果ての旅”な話には、とてつもなく弱い。

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2005.11.20

ケツ青な頃の自分には両方とも恐ろしく高い

本だったミシェル・サヌイエのダダ史本と、
東野芳明さんのデュシャン本。

tono

人生、道を間違える決定打になった、
2冊だったと思う。今考えると。苦笑。

多摩美で数度お会いしただけですけど、
心よりご冥福をお祈り申し上げます、というか、
あの食えないローズ・セラヴィのおっさんと、
天国で再会してることでしょう。

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2005.08.05

サンリオのディック

気になる人間の、
新しい作品が出たらすぐに、って買い方は、
ほとんどしないタイプなのだけれど、
ディックは、1冊1冊、出たら買っていった、
ものすごく珍しい例の1人。

sanrio

まあ、新作ってわけじゃなかったんだけどね。

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2005.08.02

アーサー・マッケン礼讃

なんて、平井呈一大先生みたいだけど。

そりゃ、ウォルター・デ・ラ・メアだって アルジャナン・ブラックウッドだってリチャード・ミドルトンだって、果ては義兄弟ウイリアム・ホジスンだってそれぞれだけどさ、

アーサー・マッケンは、
コメット・タルホ愛するダンセイニ卿と並んで、
同時代でも頭抜けた怪奇・幻想モノ書きだった。

というのも、2人ともケルト人だからだ。
(マッケンは本国じゃなくてウェールズ生まれだけど)

ケルトは、アングルとかサクソンとかいう野蛮な連中とは、
ハッキリ一線を画する、高等な民族である…って、もう常識か。

夏だから、図書館で「パンの大神」とか読め、と、
俊輔好きのガキどもに薦めるトンデモな大人だ。悪かったな。

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2005.07.15

いやそりゃもうギャーギャー

騒ぎながら、これをたまたま読んでるわけなんだけど、
たぶん初めて観たフェイセズの回の前に、
さらに10本以上やってたってことに心底驚いた。

個人的な白眉は、
やっぱり'76年のYes(6月)とRoxy Music(12月)か。
特にRoxyは、ブートレグなんて買ったことなかったのに、
同じスウェーデン・ライヴの2枚組・賊盤なんてのを、
買ってしまったほど。ガキには死にそうなほど高かったけど…

もちろん、
なぜか一緒に観てた親父が「唇のお化けだな」と宣った、
ストーンズ“山羊の頭”時クリップの回も、忘れられない。

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2005.07.05

ぼくのくれよん

…と、
つい蹴球にまみれてしまってた間に、
長新太さんが亡くなってしまった。

まぁ絵本を読む人間がいるところは、
どこでも似たようなもんなんだろうけど、
彼と瀬名恵子さんはウチでも2大スターで、
漁るように読まれていた。

「ぼくのくれよん」の最後のページ、
ライオンに苦情を伝えられたぞうが、
それでも反省なんかしないで走り去っていく、
あの、アナーキーで物哀しいシーンの絵が何とも言えず、
いつ見ても飽きない。
なんと初版では無かったそうなんだけど。

あそこで Tuxedmoon の曲の断片が、
決まって頭で鳴るんだよなぜか。
(そういえば“くれよん”と“クラムド”は書き出しが似てる)

ぞうはたぶん何も考えてないのに、
何でいろいろな感情が絵の中にあるんだろうね。
不思議だ。

crayon

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2005.05.14

不良

荒川遊園土産を口にしながら、
「チョコレット」を読んだ。

1001

いや、所詮、駄ブログなんで。

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2005.03.25

クロマ

脚本といえば、全然関係はないのだけれど、
件のミセス・ナザレーに、2月の半ばから、
課題図書を貸し出されていて、それを1カ月もかかって、
ようやっと一昨日読み終え、返却したのだった。
↓これがそれ。フィアットの車、じゃなくてについての本。

chroma

デレク・ジャーマンは、映画でもそうなのだけど、
突如トーンが変化し、ふっと澄明になる一瞬があって、
そこに非常にゾクっとさせられる、というか、
あまりに軽やかな重さに打たれてしまうのだけれど、
AIDSで亡くなる間際の、
この恐ろしく博識な、かつ雑多に美しい最後の本にも、
そういうところが確かにあって、感銘を覚えた。

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2005.03.10

ラヴクラフトとボケ

そういや一昨日ぐらいの新聞に、
H.P.ラヴクラフトの全集完結の話が出ていた。
出版不況のせいでずっと刊行が止まっていて、
6巻から今回の最終7巻が出るのに10年以上、
足かけ31年でのようやくの完結だったらしい。

by_virgil_finlay

ところで。ボケの方は相変わらず、というか、
考えてみりゃ別に今に始まったことじゃなく昔っからの話で、
例えば本なんかも、
読んだのをつるっと忘れて何回も買ってしまったりして、
しかも改めて読んでも、前に読んでるのを、
全然思い出さなかったりするボケっぷりなので、
とにかく読み終わったら書名だけはノートにつけて、
複数度買いしないようにしてるのだけれど、
その必勝記憶補助ツールで確認したところによれば、
7巻がどうだこうだと言う以前にすでに、

6巻を買って読むのを忘れてた…

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2005.02.25

アフリカといえば

PIGA PIGAのサイトにも名前が出てたりしたけど、

ボブ・マーリィと同じぐらいにヤクザな炎の男、
そのドライヴ感バリバリなステージが、
見られなかったことを唯一悔やむ、
フェラ・アニクラポ・クティは絶対に外せないだろう。
フェラ・イズ・ざ・ぐれいと!
オヤジが卑猥なこと書いて何が悪い!

興味薄くても例えば本屋でパラパラと。
fela_kuti

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2005.02.03

檸檬

丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。

lemon

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2005.01.25

ワケあって

kyuyaku

色川武大師を仰ぐ身ではあるのだけれど、
桜井章一雀鬼のVシネを、
小沼勝監督や片岡修二監督が90年代に撮ってることは、
あまり知られてないのだった、
ということが今日わかったりした。

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2004.11.05

香港への道

これも、先週からずっと書こうと思ってて、
書けなかったんだけれど、
先月、じゃねえなもう、だよ。
先々月に、この本が出た。

nishimoto.gif

個人的には“話の特集”だったか、
やっぱり元東大学長のアジで名前を初めて知った口なんだけど、
50~60年代にかけての名キャメラマンであり、
越境者である、西本正氏にスポットを当てた、
それはもう波瀾万丈、面白くて、
これ1冊で白メシ5杯はいけるドキュメンタリー本である。

何せ帯にもあるように、
中川信夫監督の「東海道四谷怪談」を撮った後に、
興隆期の香港に招かれ、
ブルース・リー作品のキャメラも担当してる、ってわけで、
李香蘭とかとの仕事の話も出てくる。

2520円。安すぎ。

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2004.09.04

今ごろ、なんだけど、

種村さんが亡くなった。

まぁ昔は、今と違ってソースが少なかったわけで、
自分ら(彼からすれば)子供ぐらいの世代は、
ドイツ・ルートの“そこらへん”といえば、
誰もが種村さんの本から知識を得ていた。

そう、パラケルススもヤーコブ・ベーメも山師カリオストロ伯爵も、
グスタフ・ルネ・ホッケもE.T.A.ホフマンもザッヘル・マゾッホも、
カスパール・ハウザーや、仏人だけどジェラール・ド・ネルヴァル、
そういやダダのリヒャルト・ヒュルゼンベックまで、
適当に思い出した順だけど、“そこらへん”の人の魅力は全部、
種村さんから教えてもらったのだった。

新聞に載ってた池内紀さんの追悼に、
陶四郎こと種村さんの句が紹介されてた。

こら空を剥がすな空の裏も空

とってもいい句だと思う。

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2004.06.18

出先に

来ていた夕刊(朝日)の、
「世界の中心で…」やら「冬のソナタ」やらを肴にした、
“現代「純愛物語」考”なる記事を読んだ。

さすがにそれらの小説だの映画だのドラマだの、
流行ってるのは知ってんだけど、
中身についてはよく知らない。
まぁ、そもそもが“純愛”ってガラじゃあないんだけど。

あと、
久生十蘭の「墓地展望亭」を読んでれば十分かな、って気も。
あれを凌ぐ“純愛物語”が、そうそうあるとは思えないし。

juran.gif
↑「墓地展望亭」在

夕めし時には、録画しておいた、
ボカ vs サンカエターノ(リベルタドーレス準々決勝2ndレグ)
ボカのゴールで、
画面がしばらく小刻みに揺れ続けるのに笑った。
実況によれば、スタンド自体が揺れ続けてるらしい。
睡眠不足気味だと見てると酔っちゃうよ。

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2004.04.01

答えはない。なぜなら問いがないからだ@デュシャン

で、
「黄泉がえり」を観てたわけだ。

監督は、「どこまでもいこう」も、「月光の囁き」も、
「ギプス」も、「害虫」も、
個人的には、どれも異様に面白かった塩田明彦。
彼の、初めてのメジャー?作品ということになるのか。
(「害虫」も日活作で、
製作にTBS入ってたりするメジャー作だけど)

当然、それまでと違う“お仕着せ”の部分があるわけで、
それこそが、人も金もケタが変わるメジャー作たるもの、
逆にキャストにしろ、話の展開にしろ、
ちょっとなーってところが出てきたりするんだけれど、
片や、そういうこと、つまり興行だの、大衆性だの、
わかりやすさだの…からの要請に拮抗して、
撮りたいものを貫いてる部分も随所に見られて、
さすが。
誰にでも奨められるし、奨めたくなる、
上質の「メジャー作品」だろう。

…なんてことを考えてたわけではなくて、
夏川結衣の「死国」を、
裏返したような話になってんのかなー、とか、
ぱっと見の、とっかかりの雰囲気は、
「サトラレ」だよなーとか、そんなことをボーっと。
でも、最初に劇場で観た時同様、
一番連想が働いたのは、やっぱり「異人たちの夏」か。
ラスト以外ホントに泣ける、あの作品を思わせる構造。
大林好きじゃないんだけどさ。

というか、長澤まさみ扮する中学生・森下直美が、
消え去る運命の彼氏に対して、
「絶対に忘れない」と言い、
何より、そのセリフが胸に引っかかった。
いや、
「絶対に忘れない」なんてことはあり得ず、
喪失感すら忘れていくというのが、
人間の、本当のところだろう。
そこらへんの機微は、
唯一全部読んだ長い本「失われし時を求めて」の、
「消え去ったアルベルチーヌ」の章に詳しく、
また、山田太一の小説的には、
「異人たちの夏」も、だから切ないわけだ。

要するに、主人公が見つけたとモノローグした答えは、
答えではない。
なぜなら問いがないからである。
…とか何とか、
信じられない驚異のプレーの連続だったとか、
あのナカムラってやつだが、ありゃ何だ?とか、
対シンガポール戦の記憶について、
絶対に忘れてやると思う今日この頃だった。完。

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2004.03.13

で、翻って、

確かに自分も、それ系の話が好きだとは思う。

昔から、例えばディックの、

聖なるものは最も予期せぬ所に侵入する

だの、
もう一人の武ちゃん、色川御大の、

一目置かなければならない相手は、はっきり、9勝6敗くらいの維持を目標にしてやっている人である

だのの言葉にはクラクラしてたし。

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2004.03.08

↓追記

調布から品川へ行く途中で、
駐車場のあるB教堂という名前の本屋さんに寄ったのだが、
買おうと思っていた雑誌を幸運にもそこで見つけて、
レジに持っていくと、レジには誰もいなかった。
自分の後からレジに並んだ、
就学前ぐらいの子供を連れたお父さんが、
そのことにひどく腹を立てているようで、
「誰もいなくちゃ買えないでしょ。何やってんだよ。
もう帰っちゃおうか」と、子供に言っているのが聞こえた。

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2004.02.20

文化とは、文化から排除される者の行為である@ジョイス

フットボール繋がりついでに、
一昨日の代表の試合について、
もうひと言だけ書いておくと、

1991年だか92年だかに、
「〈電通〉文学にまみれて」という傑作な本が出たんだけれど、
(何と今、品切れなんだそう。ふーん)
それをもじって言うならば、

「〈電通〉サッカーにまみれて」

という感じなんだろうね。

まぁ結局は、
資本主義とどう付き合っていくか、ってことなんだろうけど。
相手の方々はハンパじゃなく懐も深いし。

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2004.02.19

たまたま

図書館へ行った時に手に取って、
借りてきた

ikinikui.gif

読了。

本の中では、

多数派はパターナリズムが嫌などころではない、 積極的にそれを要求するのだ。

とか

この国は個人が赤の他人に語りかけることを厳しく抑圧する社会であり、 多数派は他人=個人から「とやかく言われること」を非常に嫌い、 その分だけ「お上」のパターナリズムをあっさりと受け入れてしまう。

とか書かれた、
「騒音倫理学の可能性」という章が意外に面白かった。

いや、別にジーコを必要以上に擁護するつもりはないんだけど、
無能呼ばわり一色な
サポーターの声もどうなんだろうねぇ、と思ったり。
…そりゃまぁ、別の意味で一色なマスコミへの反動、ってのは
わかるんだけどさ。
いずれにせよ、どちらか“一色”。

たとえば、自分が応援しているチーム(FC東京)にも
“フロントのやることに間違いはなし”
みたいな声が幅を利かせてたりするし。
まぁ、そういう奴に限って、
苦境時の見限りは早いことが多いんだけど。

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