2008.04.21
シーズ・ロスト・コントロール。癲癇の歌。
まぁ、フローベールもドストエフスキーも、
ディックも癲癇だったわけだけど。
さて、
アントン・コービンの写真てのは、よく見てるわけだ。確かに。
ビデオクリップも同様。
で、「コントロール」だ。
もし、自分が若い女の子だったら、
ハマってた可能性はある。
モノクロの画面は常にフォトジェニックで、淡々としている。
つまりクールだ。
ハマってたかもしれない。ロマンチックな女の子だったら。
淡々とし過ぎてる気もする。
原作となった本が、だけでなく、
エンド・ロールのCo-Produce(だったか?)にも、
カーティス夫人の名前が出てきて、
だから淡々の上に淡々が重なって?
生々しい交接シーン、グルーピーやドープの狂乱、
妻と愛人の泥沼な修羅場、バンド・メンバーとの諍い、
そして吊り身のブラブラ…等は、緻密に除けられ、
イアンはむしろスタイリッシュに、傷だらけの天使に映され、
それゆえ感情移入はしやすく、イコンが破壊されることもなく、
若い女の子ならなおさらだと思う。
いい悪いの評価は別にして、
まぁそういう映画ではあった。
ただ自分の横に座ってた30代女性陣は、
「出てくる女優がみんなキレイじゃなかった」と、
上映後の階段で言い合ってたけど。苦笑。
イアン・カーティスが、
若かりし頃ボウイやロキシーを聞いてたってことと、
日常的にコミュニケーションの必要な、
職安(ハロー・ワーク)の窓口に勤めてたってこと、
それと(マンチェスター)シティのサポーターだったってことは、
初めて知った。ベースはカミさんの本だから、
恐らく間違いはないのだろう。
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2008.04.09

話がどうなっていくのか、は、
小池栄子の演技を含め、
ほぼ読めていたのだけれど、
タイトルのことをまったく失念していて、
そのことに自分自身ものすごく驚愕してしまった。
逆に、読みが外れた、というか外されたのは、
観る前はかなり特殊な物語、だと考えていたのだけれど、
むしろごく一般的な、
普遍性があるような話だったことだ。
殺人者はともかく、主人公の彼女は、
どこにでも簡単に見出せる、気がする。
「ベティ・ブルー」ではない。
しかしながら、この、ごく一般的な話が、
ごく一般的な視聴者の目にはなかなか触れない、
可能性が高いかもしれない、というのが、
皮肉っちゃ皮肉。面白いっちゃ面白い。
自分が宣伝の担当者だったら、
煽りはこう付けるだろう。
“愛は何ものも救わない”
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2008.03.21

1980年の夏に、上の12インチ・シングル、
ファクトリーの23番を買って毎日かけてた。
クールな歌を歌ってたイアン・カーティスは、
この時すでに首を吊ってしまって故人だった。
ジョイ・ディヴィジョンの、最後に買ったアルバムは、
「Still」で、ロンドンのどっかで買ったのだけれど、
ジャケットは紙でなく、グレーの布張りだった。
今も手元にある。
ちなみに当時の周囲は、松任谷何とかの曲に、
代表されるような、今思い出しても吐き気のする、
空気が蔓延していた。クソな時代だった。
それでも育ったとこが育ったとこだったせいか、
「彼女はコントロールを失ってる」だの、
「愛は再び俺らを引き裂くだろう」だの、
あの時期そんな曲を聞いてられたのは、
結構ラッキーだったんじゃないかと。
アントン・コービンの映画の方(音出る注意)は、
まぁ言わずもがな、なんだろうけど、グラント・ジーの、
ドキュメンタリーの方も、見といた方がいいかな、なんて。
いずれにせよ、「24アワー・パーティー・ピープル」だけじゃ、
あんまりだし、少し。ファクトリー・レコーズは、
マンチェスターにあったってのが、ミソ。
良くも悪くも。
え、ニュー・オーダーって何ですかそれ?
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2008.02.29
ってテーマ曲の邦題がいつ見ても凄いんだけど。
映画の原題は「ラ・モーム」…らしい。
つか、シャンソンもおフランスも好きじゃないと、
散々言ってんのによー。そうか、嫌がらせなのか。
ただ、マリオン・オスカー・笑・コティヤールの、
というかそれは監督の、でもあるわけだけど、
口パクへの情熱は買う。
去年テレサ・テンのドラマを、糞なアサヒTVがやって、
まぁ見事なまでにぬいぐるみ俳優をてんこ盛りした、
キャスティングについては、まだ、百歩譲って、
ガマンするんだけど、うそ、悪口言いまくったけど、
主演?木村佳乃大先生の、なめてるとしか思えない口パクには、
てめえら、テレサを冒涜してんじゃねえぞと。
(しかしホント屑のように酷い演出の番組だった)
そんなのを見てるから、
映画の作りのマトモさが、
もうそれだけで身にしみて。苦笑。
ピアフは死んだ日は10月10日だ。ミニ知識。
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2008.01.31
と「モスクワ・エレジー」と、
今回ソクーロフは80年代の2本のみ。
相変わらず、圧倒的な時間感覚の違いを味わいに。
万人向けではないと思う。
日本人向けでもないと思う。
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2007.12.28
「暗殺 リトビネンコ事件(ケース)」
いやいやいや、映画を見ている最中に、
突然、劇場入口の厚みのあるドアが、
何で今ごろ?という風に開いたと思うや否や、
全身黒ずくめの男が飛び込んできて、
サブマシンガンでも乱射し出すんじゃないかと…
実は、どうしてだか映画の途中、
席を立って出ていって帰ってこなかった人がいて、
何だか薄気味悪く、あそこの劇場の構造上、
手榴弾でも放り込まれたら逃げようもなく、
もう気が気じゃなかったよ…
そのぐらいおっかない1本、苦笑。
テロなんてのはマッチ・ポンプでいくらでも起こせるわけで。
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2007.12.19
いやー、あの恐るべき無秩序(褒め言葉)を、
どう始末つけるのかと思ってドキドキしてたら、
個人的には予測をはるかに越える、
前代未聞をやりやがって笑った。
○○○○に飛び込むなんて、どういうラストだよ。
むちゃくちゃすぎ(褒め言葉)。
エンド・ロールに流れる曲を聴きながら、
(後で知ったけど、大友良英が障害を持つ子供たちと作った、
「音遊びの会」の音楽だそう。大納得)
ああ、これは、Rough Trade (Records) '80年代勃興時の、
映画版だなあと。
それも特に、Wire もしくは Slits 調か。
バカの顔した破壊的野蛮作(べた褒め言葉)。
横浜聡子恐るべしだ。
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2007.11.14
サドとポー(ポーというよりはアルトー?(笑))を持ち出して、
糞じじいヤン・シュヴァンクマイエル親分が作った、
最強のキチガイ映画ドグラ・マグラ調。
昨日は夜が遅かったし、すでに1回見てるので、
123分途中で寝ちゃうかな?との心配は完全に杞憂。
だってやっぱり面白すぎるんで。目が爛々。
サド絶対自由理論の展開シーンは、
一瞬ブニュエル先生を思わせるような絵でもあるんだけど、
いや一瞬で、他は比類なき、糞じじいは糞じじいでした。
ホラーねぇ…基本的にゾンビ映画だからねぇ。
あと“活人画”シーンなんて「ロベルトは今夜」かよ(笑)。
クロソウスキーも泣いて喜びそう。さすが親分。
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2007.11.01
“平和に満ちた人々”という名前のホピ族関連、といえば、
「コヤニスカッツィ」とか「ポワカッツィ」もそうだった、
そういえば。あの長い映像、両方とも見てるよ。
音楽はグラス(フィリップ)だ。というか、
家に帰ってからその名前を、やっとふと思い出した。
いや最近、記憶力関係がマジで危険水域に入ってきていて、
かなりビビリ・モードなのだった。
ウチでは「明日の記憶」恐怖症と呼ばれてるんだけど。苦笑。

で、展覧会を見てきたホピに話を戻すけど、
彼らってのはもう異様なまでに刻苦精励。働き者。
過労死するんじゃないかと思えるぐらい。
たとえばこの展覧会のカチーナ人形を制作している、
第一人者のマニュエルさんも、
10時間以上働いてると書いてあったよ、確か。
何というか生真面目。やっぱりアリゾナ砂漠地帯の、
厳しい自然の中に住む民なんだね。
とてもじゃないけど日本人なんて。苦笑。
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2007.10.18
マゾ、ってのが実は、と言うまでもないほど、
当たり前のことなんだけど、
マゾ、ってのが実は一番タフ、
というか、一番ふてぶてしく世に憚る、というお話。
いつもの廣木(隆一)作品らしく、
パッと見フツウの病んだ人たちが繰り広げる、
救いのない虚無的な映画なんだけど、
その荒涼感のいっそ清々しさが、
例えば、同じ殺伐でも、笑、石井隆の映画とかとは、
また違った意味で、非常に好みだったりするわけで。
ひと言で言うとリアル。
というか実際の現実以上に生々しい生ツバ感。
トリスタン・ツァラ的に言うと、
痙攣する苦痛の叫喚、相互背反と、あらゆる矛盾、グロテスクと不条理の錯綜体、
すなわち生(LA VIE)だ。
って感じ?
父親を刺殺して血塗れのまま川端に逃げ込んだ少年が、
犬の散歩に来た人の自転車を盗んで、
土手を疾走するシーン、
黒沢清の「勝手にしやがれ」シリーズのチャリンコにも似て、
その疾走感がもうたまらなく生ツバ。
キャスティングも、裸はやや不足気味だったものの、
存在自体かなりエロっちい美元を始め、
(子供と風呂浸かりシーンのエロさ加減!)
ほとんど文句付けようがないし、
(強いて言えば田口トモロヲが“付きすぎ”か)
原作・馳星周という屑っぽさがまたぐーっど。
っても、むしろ斉藤久志の脚本の功績なんだろうけど。
カタール戦はまぁ、(いきなり。笑)、
重役のチームで重役がお休みの上に、
水野もケガだったみたいだからね。
俺様2人を並べちゃったら、そりゃ上手くいかないって。笑。
ま、たかだかアウェーで1敗した以上の意味は、
別にないと思うんだけど(チュンソンと柏木はよくやってたな)、
あの程度のチームに星を落として五輪に行けないんだったら、
所詮はそこまでのチームだったと、それだけのことで。
今出れたら、重役、生ツバなんだけどなぁ。
こういう時はいつもお休みだなぁ。さすが重役。
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2007.09.28

知人が、
というか実は親戚が、笑、
ちょっとしたお店を始めていて、
そのプレゼンの会に六本木へ。

スクリーンが3つあって、
1では藤城清治を、2はアラーキー、
3ではコンテンポラリー・ダンスを上映してました。
藤城清治のとこでちょうど、
ケロヨンが大自動車レースをしてて、
ガキの頃以来、本当に久しぶりに、
ケロちゃんの「ばっははーい」を聞いた。泣いた。笑。
でも今見るとかなりフリーキーだ。クラクラくる。笑。

ちなみに、別に宣伝は頼まれちゃいないけど、
お店?はこっちっす。
少数とは思いますけど、興味のある人はどぞズブズブと。
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2007.09.05
レコーディング・プロデューサーという役割にしては、
無意味にマッチョなハーヴィー(←でよいでしょうか、
ピーター(・バラカン)さん。笑)・カイテル主演の、
業界内幕物…といっても'70年代の業界だけど。
売りはEW&Fのサントラで、というか、もともと、
「暗黒への挑戦」って邦題の'75年作がソレなんだけど、
「シャイニング・スター」とか入ってるソレが、
サントラ盤ってことを知ってる人自体少なかったみたい。
いわゆるハーヴェイ・カイテルは、「アリスの恋」に出た後、
「タクシー・ドライバー」に出る前の時期。
これが初主演作品だったそう。
ちなみにアースの面々もちゃんと本編に登場している。
ハーヴィー扮する通称“ゴールデン・イヤー”は、
後にボウイの「ゴールデン・イヤーズ」に繋がる。ウソ。
監督は、カーティス・メイフィールドの「スーパーフライ」を、
製作したシグ・ショア。こちらも前社長役で顔出ししている。
DVD盤で最高なのは、“オーディオ・コメンタリー”(?)と、
銘打たれた、本編の副音声解説、…なんて書くと、
聞こえはいいけど、要はアースのヴァーダイン・ホワイトと、
ラルフ・ジョンソンによる、当時を振り返ってのバカ話。
例えばクスリをやってたり、それを暗示したり、
…の、ティピカルなシーンを見つけては、
「堕落(Corruption)の場面ですね」「また堕落してますね」
繰り返すのに爆笑させられたり。
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2007.08.13
確かにムリの多い作品であったとは思う。
個人的に一番引っかかったのは編集で、
つなぎのおかしな場面をちょこちょこ見かけたこととか。
にもかかわらず、じゃあ、なんで、見終わった時に、
自分が好意的だったのかを深く内省してみる。
1.一般的なストーリー理解とかなりズレてた。
例えばラスト。
そうかぁ。アレ“死んだ”ととらえるなら、
確かに“なんじゃそりゃ”になっちゃうだろうな。
自分はアレが、中途半端な宙吊りの
(死ぬわけないけど死んだでも、助けられたでもない)
終わり方ゆえ、だから面白いじゃねえかと思ってたんだけど。
2.エロを前面に見てた。
仮に、リアリティ云々を言い出すなら、
あんな若くきれいなおねえちゃんを出した時点で、
アウトってことだよねえ。だからリアリティ話は論外。
で、監督のことはよく知らないんだけど、
あのおねえちゃんは当然、監督のサーヴィスだと思ってて、
さすがは女性監督、何が必要なのかよくわかってる、
なんて思ってたよ。題材が題材なだけに、
どう地味さを打ち消していくかって意味も、
あるだろうと考えてたもんで。
焚き火のシーンなんかは、ちょっとモロすぎるけど、
もちろんサーヴィス・カット。笑。茶畑追いかけっこもエロス。
(しげきさんも認知症ってより生々しいよねむしろ)
あと、屹立する大木に涙するシーンなんかも、
「うわー」とか思いながら見てたよ。
見方ヘンとか言われたら何も言い返せないけど。
3.尾野真千子にやられた
で、2と関連もして、
タイプの女優×エロだったんでそりゃ好意的。
彼女が、「裸になりたくない」などとのたまう、
凡百の勘違い大物女優さんとは、
一線を画してるのも編中証明されてたし。
ラストもねぇ。
実は個人的には“祈る”映画に頗る弱いんだけど、
エロと祈るでダブル攻撃されちゃった日にはさ…。
おいどうすんだ、どう終えんだよとドキドキしてた所に、
“虚無への供物”されちゃあなぁ。
ということで、何だか目が曇りまくってるんで、
聞かれたらつい「いいよー」と言っちゃうかもしれない1本。
しかしこれを選ぶ審査員ってのもどうかとは思うけど。
エロおやじ? スティーヴン・フリアーズ? 笑。
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2007.08.07
見ての通り、漢字は難しいけど、
「梁の日」である。
ハリの日じゃなくてヤナの日ね。
梁=ヤナというのは、魚を捕る仕掛けで、
川の中に足場を組み木や竹で作った、
簀の子状の台のことである。
で、その「簀の子状の台の日」に、
どんな意味があるのかは、
残念ながら定かではない。
残念ながら貞子ではない、ではない。
「怪談、見てね」と中田ヒデ監督が言ってた。
もちろん小沼監督のお弟子の方だけど。
田中真里しゃんの「ラブハンター熱い肌」も見てね。
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2007.08.02
といえば、自分の中では唯2名。
1人は天才と呼ばれ、バッジオが出てくるまでの、
イタリアの中盤に君臨、それゆえにワールド・カップでは、
ベアルゾットが使うのを思いっ切り渋ったジャンカルロ。
で、もう1人が、先月の30日にお亡くなりになった、
こちらも天才、ミケランジェロ御大である。
94才だったというから、
マノエル・デ・オリヴェイラみたいな怪物は別にして、
まぁ寿命をマットウしたとも言えるんだけど、
この御大、個人的には映画との縁に、
なくてはならなかった人で、
早い話が、中坊の頃、深夜映画で彼の作品を見て、
映画というものにハマっていったのだった。
その作品「欲望」は、そもそも、
ジェフ・ベックとジミー・ペイジが共演した、
ヤードバーズの演奏シーンがある
(「トレイン・ケプト・ア・ローリン」ならぬ「ストロール・オン」!)
ってただそれだけの動機で見たものなんだけど、
そしてそのシーンは、ずいぶん最後の方だったにもかかわらず、
十分満足のいく期待通りのものだったんだけど、
それをはるかに上回る、そこまでの映画の内容の、
あまりのワケわからなさに、
新しい学校に上がってまだHを覚えたばかりの、
ケツの青いガキは、それこそ興奮の坩堝に陥ったワケだ。
以来、「好きな映画はどんな?」と聞かれると、
「ワケわからない映画」と答えるようになったし。
「欲望」は、実はハービー・ハンコックが音楽監督で、
大人になってから買ったサントラでは、
ヤードバーズ以外にも“クール”なナンバーが、
いっぱい入ってて驚いたのだけど、
有名な「砂丘」で、ピンク・フロイドなどを思いっ切り持ってきたり、
「ある女の存在証明」では、
何とジョン・フォックスまで出てきてぶっ飛んだり、
リンチ家のデイヴィッドさんとはまた違う意味で、
音楽的嗅覚の優れた、センスのいい監督だったと思う。
まぁ映画的には、朝日の夕刊、だったけか、
ベルイマンと並べての中条省平氏の極め付けのが載ってたので、
そうゆうのを見てください。笑。
生まれはフェラーラで、ローマに死す。

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2007.07.20
あんまりそういうことはしないようにしてるものの、
時間がなくて一挙に。
「麦の穂をゆらす風」(ケン・ローチ)
この前書いたヤン・ドゥーチャンじゃないけど、
例えば台湾人みたいな人たちには、
響くところの多い作品だろう、と、
見ながらずっと考えてたり…するから、
拡散しっ放しの頭、って言われるのは本人合点承知の助だ。
しかし、ニール・ジョーダン「マイケル・コリンズ」の、
“特別版”を見るぞとの誓いを新たにした。
まだ短いのしか見てないと思う。
まぁ、内戦の部分が肝ではあるんだけど、
ぐれーと・ぶりていんのクソさもよく描けてるので、
そりゃカンヌは獲るわな。笑。
「低開発の記憶」(トマス・グティエレス・アレア)
唐突だけど、ナチスが見たなら、
即「頽廃芸術」印を付けて火の中投げ入れちまいそうな、
正しく頽廃的なキューバ映画。
いや、頽廃映画は大好きで。
それより、「苺とチョコレート」は気に入ってたし、
同監督の作品はもっと見たいんだけど、すでに故人。残念。
「レボルシオン」が見たいなぁ、とボソボソと。
モノローグも「ヒロシマモナムール」の3.7倍は面白いぞ。
ジョン・フォックスじゃなくて、岡田英次ベタ仏語の方。
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2007.07.11
スペイン語で“司令官”を意味。
キューバの初代国家評議会議長、
フィデロ・カストロへの2003年インタビュー作。
お騒がせオリバー・ストーンの作品にしては、
画面から受ける印象はかなりおとなしめだし、
その質問も“舌鋒鋭く”って風では全くないんだけど、
(だから最初のうちは、何でこれがアメリカで、
公開禁止?なのかがよくわからない)
静かに爆薬は炸裂している。
そうか。
「エビータ」の脚本もオリバー・ストーンだったんだよな。
なるほど。
自らアチコチ案内してくれるカストロは、
あの国では独裁者、というよりスターに見える。
必要以上に自分を正当化する必要もないんだろうしね。
どう見てもアメ公の方が糞に見える。と、そういう作り。笑。
ま、実際、糞でもあるんだけど。
ともあれ、ただ“強さ”を押し出すだけじゃない魅力を、
確かに持っている。ラテン系だしやっぱ。
30時間以上という生フィルムを編集なしで見てみたい。
間違いなく宝庫だろう。
唯一、気になったのは音楽の流し方。…微妙。
あったって別に構わないけど、
なくてもいいような感じもする。
…とか言いながら、エンドロールの「グァンタナメラ」を、
その後しばらく口ずさんでたり。笑。
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2007.07.03
台湾の監督として、
個人的には侯孝賢監督以上に大きな存在だった、
楊徳昌監督が6月29日に亡くなった。
もうずっと昔の話だけど、
「恐怖份子」、「牯嶺街少年殺人事件」、
「恋愛時代」、「カップルズ」…、
1作ごと期待を山ほど膨らませながら、
劇場に行ったのを覚えてる。
(前2作はビデオでも持っている)
そういう監督ってのは決して多かないんだけど。
何でもずいぶん孤独な晩年だったらしい。
10コ下の蔡明亮監督あたり、
どういう風に思ってるのか直截に聞いてみたいような…
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2007.05.29

ひねりなしだ。すまん。
塚本名誉監督にはインタビューしにいったことがある。
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2007.05.25
映画の中に漂う空気で、
ああいう世界にいたってことを、
まざまざと思い出したのだった。
いや、「自分もかつて14歳だった」なんて、
唐変木なことが言いたいんじゃなくて、
やるかやられるか、みたいな、
奇妙に張力の高い、殺伐とした世界。
そんな場所のことを、
皮膚感のような実感を持って思い出した。
自分の殺伐好きが何に起因してるのかってことも、
実はわかってるのだった。
恐らく、自分が殺伐としてないからだろう。
おためごかしや棒読みを拒絶すれば、
それは当然殺伐となる。
人間はそもそもが“糞”ってことを前提にして、
約束事を組み立てた方が、
楽な世の中になると思うんだけどね。
大人の出演者の力にも、
ちょっと驚いたのだった。特に並木愛枝。
きっとその筋の人には、
嗜虐性をそそってやまないであろう、
あのオドオドした、いかにも精神的にアブナげな雰囲気は、
圧巻すぎて、何だあれはという感じ。
俳優というものの見方を、代えなければいけないと、
思った。すみません、舐めてました。
そりゃいぢめられるだろうよの説得力が凄い。
ともあれ、
安全パイに寝首をかかれたり、
これ以上追いつめたら暴発するぜ寸前でドキドキしたり、
身も蓋もない言葉がある日を境に人を壊したり、
(エピソードに余裕があれば、「気持ち悪い」と言われた、
美人の女の子が突如どうにかなるのも見たかった)、の、
世界は物凄く馴染みが深かったのだった。
なるほど。今はどこもかしこもがスラム化したのね。
それに、
スラムを「シーサイド」などと呼ぶな、ってことだよな。

珍しく行ける気満々だったのに、
夜練は中止。
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2007.05.11
第59回(2006)のカンヌ審査員特別グランプリ、
しかも99年に「ユマニテ」で同賞を獲ってるので、
2度目の制覇!…てなふれこみだったんだけどね。
正直に言うと、かなりイマイチだった。
まぁ去年は、審査委員長・王家衛だったし。笑。
何がダメかと考えるに、何か薄いんだよ。
ネットとか見ると、“重い”という感想があったけど、
重い?
個人的にはやっぱり“薄い”、だな。
何か、頭ン中でこねくり回したようなストーリー。
特に戦地の場面は致命的に近い感じ。
人間の劣悪さに迫る部分は、
イメージで逃げてるような感じすらあったし。
そう、ここぞという場面の描写が量的に足りないんだよ。
セックスしたり、拷問したり、家族を襲ったり、
もっと徹底的にしつこくあくどく描写しなければ、
重み、どころか、リアリティさえ出てこない。
“残虐”どころか、画面がキレイキレイすぎるし。
女主人公が何で精神病院に入ったのかも描写不足、
あれじゃ意味不明。
というか、「説明」しろってんじゃないんだよ。
もっと時間かけて描いてもらわないと。
で、そこまで端折ってるとこが多いから、
ラストもピンとこない。
「え、そんなんでおしまいなのかよ」
強引にまとめられた感じ。
ただ、公平を期するなら、
ことフランドルの風景に関しては、
恐ろしくリアルだった。
じっくり獲られてるし、その点については、
賞賛するにやぶさかではない。
画面に力を感じた。タイトルにはウソはないと思ったり。
つまり、人間の原罪がどうのこうのってな話なら、
フランドルで猟奇犯罪が起こって、ってな展開の方が、
遥かにスムースだったような気がする。
もちろん「ユマニテ」でもうやってるから、
意識して違うことやったんだろうけどさ。
“戦争”は安易だったかな。
戦争に行って、帰ってきて、を描くんだったら、
最低全体の3分の2ぐらいは“戦争”に費やさないと。
2時間の映画だと、1時間20分ほど。
でもそれだと、
フランドルの風景のリアリティは存在しなかったろうけど。
実は、フランソワ・オゾンなんかも、
頭ン中こねくり型みたいな感じで、
デビュー時からどうもピンと来ない人なんだけど、
今のフランスの監督ってそうなのかねぇ…。
いずれにしてもグランプリというのはちょっと。
まぁカンヌだけど、笑。
お金あれば、あそこほどいいとこもないし。
いいすぎ。
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2007.04.27
といえば、今さら、なんだろうけど、
こないだようやく、出た、
「ブロック・パーティ」。のDVD、見た。
“暗闇に黒人がいて怖かった”式のネタも満載の、
デイヴ・シャペルの与太…でもこういうタフな笑いが、
どこかの国には全くないんだけどさ、
糞みたいな内輪ウケばっかで…にヘラヘラしてるうちに、
ツルツルっと1時間40分、ぐらい。
会場のベッドスタイは、
「ブラックとヒスパニックのミックス・エリア」で、
まぁブルックリンだしねぇ…と、
東京のブロンクス出身者は親近感を覚えるわけで、苦笑。
で、ビギー(ノトーリアス・B.I.G.)の通ってた保育園に、
行って協賛してもらったり、いろいろと面白くなってくわけだ。
ビッグ・ダディ・ケインは出てるし、
もちろん2パックの話も出てくるし。
…という見方の一方で、総指揮のデイヴ・シャペルが、
自分の地元に行って、街の人たちをライヴに誘ってくる、
ってところがまたうまくできてんだよ。
監督はビョークの「ヒューマン・ビヘイビア」で登場した、
ミシェル・ゴンドリー@おふらんす野郎。
個人的にもまぁ最初は「なんだよ“おふらんす野郎”かよ」、
というローリン・ヒルと同じ反応だったんだけど、笑、
特典のインタビューとか見ると、
こいつがデイヴと同じぐらいに効いてんだよな。
んで、デッド・プレズの煽りや、エリカ・バドゥのダイヴで、
“んをををー”と思うし、
フージーズ+ローリンで“ああああー”と思わされるし。
何たって奇跡の復活でロバータ・フラックだから。
キリング・ミー・ソフトリー。やさしく歌ってソフトに殺して。笑。
…という見方関係なくて何も先入観なくて見ても、
ブラック・カルチャーに興味ある人なら1200%面白い、
コメディアン+おふらんす両輪映画ですよぅ。
あ、あと、ローリンやっぱ顔小っちゃ!

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2007.04.03
膏肓ログ得意の“整備”のため表示は1日遅れになるけど
新しいカテゴリーを作った。シリーズ化OK。
で、意味もなく唐突トップの4月3日は、
“よ・み”で“読み”、読書の日!
…なんてところで満足するのは素人であって、
非素人はズバリ、
「黄泉の日」である。
黄泉+日だとゾンビ映画みたいでカッコいいし、
そんな適当なこと書いててそういえばロメロの、
「Land of the dead」(踏むとゾンビ映像出る注意)はまだ、
見てないなー、ってことをふと思い出したり。黄泉の日なので。
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2007.03.23
わが国の2大原理主義といえば
最近、日の出の勢いで増殖中の、
水木しげる原理主義者に比べると、
布教がだんだん難しくなってきてる、
勝新太郎原理主義ではあるけれど、
(両主義の二重登録も実は多いけど)
たとえばこのバイブレー、じゃなくて、
バイブルには、

らくなものぐらいむずかしいものもない。
だの、
不安とファンは違う。
だのといった駄洒落、じゃなくて、
いいことがいっぱい書いてあるんで、「悪名」マニアには、
いっぱい読んでもらわないと。バイブルなのに1んちで読めるけど。
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2007.03.01
ヨドチョウさんとトイレで鉢合わせたり、
コミマサさんが一人でプラプラと、
帰っていくのをお見送りしたりしてた、
今となっては…の所へ久しぶりに。

御二方とももういない。
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2007.01.29
デレク・ジャーマンはもとより、
沖縄系フィルムの上映とかでも、
相当お世話さんになってたアップリンク先生の、
20周年記念イヴェントにて。
個人的に是非にと思うのは、
ねっとり軽やかな大スター、
レバノンの“トルコ石”フェイルーズの「愛しきベイルート」
(って書いてて今思い出したけど、
同じタイトルだったようなベスト盤が家にあったな。
フェイルーズは「ヤー・ハラ、ヤー・ハラ」を聴いて、
一気に好きになった)、
それと、家にあったといや、
どっか探せば昔買った米版?ビデオも出てくるはずの、
サン・ラー御大「ジョイフル・ノイズ」
(短いんだけど面白すぎ。
特にじゃずな人たちは見とかなきゃいけないでしょう)、
他は、ディープディープなの「ロング・アイド・ジーザスを探して」、
それと、これは未見の
DNAが見てえよー、な「KILL YOUR IDOLS」あたり。
こういう機会にでも渋谷へ行って、
お金を落とそー。笑。
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2007.01.27
「ボス」(@嵐・二宮)の新作・後編を、
今さらながらようやっと。
金のかけ方はやっぱスゲエよなー。圧倒的だよなー。
…ってのが一番の感想。笑。
でもホントは、
バブルとかの時代でも良かったから、
この映画、
こっちが作るべきだったんだよなー。
…ってのが二番。
でも“作るべき”、なんて言ったって、
この手の作り方、だったら、たぶん、
あっちには永遠に勝てねえだろうなー。
…てのが三番。
いや、“勝てない”ってことを強調したいのではなく、
この手の作り方で勝負する、なんて前提が間違ってるわけで。
…てのが四番。
今思いつきで言うと、
例えば、「鉄男」、的な方向で勝負、
という前提に持っていくべき、というようなことかなぁ。
要するに、オシムがしばしば口にする、
“特性を活かせ”、みたいなことなんだけど。
映画やスポーツならまだしも、
食うか食われるかの資本主義勝負でも、
もちろん同様。
“同じ土俵に立って”じゃない、
フェアネスの罠を回避するアン・フェアーなやり方が、
あるんじゃないのか。
で、そこにこそ力を傾けるべき、なんじゃないのか。
というか、パーカー好きボスの新作は十二分に凄かった、
という前提においての話で、
ま、ボスのせいじゃない気はするんだけど、
唯一、
バロン西の描かれ方(いや栗林もか)には、
とてつもない違和感が残ったんだよなー。
…ってのが五番の感想。
あんまり硫黄島の感想になってないけど。笑。

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2007.01.24
見どころはやっぱり終盤。
特に、主人公の父親が亡くなって
(この“父の死”という、
ありがちなエピソードの見せ方がまた、
ぶっきら棒なまでにストイックで唸らせるんだけど)、
主人公の父親が亡くなって、
そこからエンディングにかけては、
主人公の“妄想”、と取ることも可能なわけだから、
で、あのラスト…
体操競技なら10点10点10点10点と並びそうな、
もう呆けんばかりに過不足のないラスト
(思わず“おっけー”と呻いてしまった)
そりゃ、終わり良ければ、ってもんでもないけど、
あそこらへんが何とも「大人の作品」というか、
いや別に大人の恋愛を扱ってるから、ではないし、
だいたい主人公たちはちっとも大人じゃないし、
そもそも、あんなことあり得ねえよ、って話では、
あるのだけれど、
「大人の作品」と言われる所以なんだろなぁ。
逆に決まり過ぎてるところに、
破れがなさ過ぎとかケチつけてみたり。笑。
あと、タンゴはどうでもいいような扱いのとことか。笑。
(タンゴじゃなくたっていいんじゃねーの?)
トレーラー(音出る注意)
それよか。
「東京タワー オカンと~以下略」の監督が松岡錠司ねぇ…
何というかチャレンジャーというか、
同じ年齢の監督(61年生まれ)でいうならば、
三谷幸喜級につまんない映画撮る人だからなぁ。苦笑。
いや、もちろん個人的な相性の問題ですけどね。
でも「大人の作品」にも程遠いしなぁ。三谷幸喜級に。笑。
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2007.01.12
久しぶりに、解散したスーパーカーの、
例の「YAMAGIWA電気 LAST BOY」だっけ?が聞きたくなって、
飛ばし見していたら、結局見入ってしまった。夜中。苦笑。
いや冒頭のCG絵んとこでその曲がかかったはずと、
間違えて記憶してたからなんだけど、
何せ、友人たちだと皆知ってる“記憶力散漫”なもんで。
それと、ああいう、
孤独を前提とした青春話には弱いんだよなぁやっぱり。
クソな感傷みたいでヤなんだけど。
例えば、例に出して悪いんだけど、
「ALWAYS」みたいな映画はちっともピンと来ないのに対して、
こういう(「ピンポン」のような)トンマ映画、ハンカチなしには、
とても見られないのだった。初見の時も1人大泣きしたし。苦笑。
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2006.10.06
佐藤藍子だの吉岡美穂だのの、
お人形も使いこなす、職人ならではの、
ケレンたっぷりな、見せ物にはなってるものの、
その実、ごく真っ当な主人公の、
ごく真っ当な行動形式を描いた、ごくごく真っ当な物語。
マスゴミは論外として、法律やら警察やら、
人権派(笑)の弁護士(宅麻伸いいっすねー)やらを、
信用しちゃいけない、なんてのは、
んなもん当たり前の話である。
目には目を、の展開も、親として当然、というか自然。
(藤原健一の「イズ・エー [isA.]」みたいな映画に比べたら、
主人公が超人すぎるけど)
特に、もう扶養家族のいない親にとっては、
ベリベリナチュラルのロハスみたいな話だろう。
相手をこの手で締め上げたいってのは。
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2006.09.25
↑月曜日のタイトルじゃねえな。苦笑。
“品のいい「ゾンビ」だよ”、ってな話は聞いてたんだけど、
「ゾンビ」と決定的に違うのは、
甦った死人たちの目的となるのが、
「ゾンビ」の場合は“生者を喰らう”、なのに比べて、
何だかハッキリしないこと。
もちろん、そこが大きなポイントなんだろうけど、
登場人物に感情移入すれば、
“食われる”ってことより、ある意味それは怖いかもしれない。
目に見えない、
自分の中で勝手に膨張させやすい恐怖か。
(よって、テロが起こる所はちょっと違和感があった)
まぁ確かに“品のいい「ゾンビ」”だけど、
“笑いのない「ゾンビ」“という感も強い。
ゾンビはやっぱ“他者”というより“モノ”だから。
といって、“苦い「黄泉がえり」”とか書いたら、
レトリック遊びにしても身も蓋もなく。笑。

(冒頭のシーンから、映画史の引用に思いを致すのではなく、
「サンゲリア」@フルチのエンド・ロールなんぞが、
頭をよぎってしまうのは内緒だ)
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2006.08.31
先々週だかその前だったかに、
ミッドナイトしてきた。
映画館と観客についての映画、ってのは、
確かに意外にない切り口で、
作品が提示している定義から言えば、
作り手側が予想もできない展開になっていった、
「ロッキー・ホラー・ショー」こそ、
一番の“ミッドナイト・ムービー”であると思う。
ただ、監督として圧倒的に異彩を、というか、
“ヘン”さ加減を放ってたのは、やっぱりリンチだった。
まぁ、こないだも書いたドゥシャン・マカヴェイエフや、
トビー・フーパーなどを持ってくれば、
その印象も安泰じゃないとは思うけど、
(あと、軽くしか触れられてなかった、
「フリークス」のトッド・ブラウニングとかさ)
ロメロなんかはいかにもアメリカ的な映画人だし、
山師なホドロフスキーも危ない人ってな感じじゃなかったな。
で、最初は全然理解されないリンチを、
先行監督では唯一、
ジョン・ウォーターズが援護してたという美談に泣く。
美談?
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2006.08.04
黒沢清の「回路」の最後の方で、
真っ黒い飛行機が煙を上げながら、
失速して落ちてくるシーンが出てくる。

ちょうど、あれによく似た、
自分のすぐ目の前に、
飛行機が墜落する夢を、
この1週間に2度ほど見た。
より鮮明だった方では、
自分は高架上の電車に乗っていて、
突如、耳を劈くような轟音を立てながら、
制御不能になった旅客機がゆっくり、
スローモーションのように落ちてきて、
電車を巻き込むところまでは、あと少し及ばず、
手すりの横に立って窓の外を眺めていた自分の、
目の前で、眼下に広がる住宅地に激突する…
つまり大惨事だ。
もう1つの夢は飛行機ではなく、
飛行船だったかもしれない。
やはり寸手のところで難を逃れるのだけど、
数秒の差で爆風にさらされるような、
ホント目と鼻の先にダイブし、
その衝撃で…目が覚める。
妙に静まり返った景色の中で、
甘やかな空気の漂う、破滅。
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2006.05.12
ついこないだ日付が7.15に決まった模様。
ろれろれフーパー先生に、
スウィート・ムービーなマカヴェイエフ御大
(「保護なき純潔」は大傑作でございます)
…の2人はまだしも、
法王コーマンが入ってないのは何で?
…とかアレコレ言いながら、みんなで見に行こう!
でも彼女は連れてっちゃダメだよ。ウンチだから。笑。
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2006.04.28
クローネンバーグ新作。
タイトル、ずっと「エンド・オブ・バイオレンス」と
勘違いしてたのは何でだ? 個人的希望か? 苦笑。
中身はまぁそれとして、
とにかく主人公のあまりの強さに爆笑&心ワシ掴まれ。
確かにアンタ、
転職はもったいないよ…ってな映画じゃないですねすまん。
あと、描写は非常に大人しめ。
頭が吹っ飛ぶぐらいのことなら、ファンは四半世紀前に鑑賞済。
何か心境の変化があった?…わけないだろうけど。
ただ、幕切れは良かった。過不足なし。
彼の映画の終わりには裏切られたことがない。さすが。
…と、それより現在御休憩中の、
これ↓。

単なるメンテ? それとも 、また逢う日まで by 阿久悠?
さあ、どっちだ。 笑。
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2006.04.21
いい映画だろうと想像はついていたけれど、
想像通りのいい映画だった。
(トレーラーのストリーミング)
まぁ、わかっている人たちであるというのは、
ある意味わかっているわけで、
予定調和とも言われれば、返す言葉がないのだけれど。
自分が誰であり、
なりたいものに、実はすでになっている
…ことにふと気づく映画。
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2006.04.11
世紀の変わり目ごろだったか、「ユリイカ」と、
それに続く「害虫」とで、一挙に来たところの天才、
が出る、ってんで、朝ドラを初回から見る、なんて、
ふつうじゃ考えられないような凄いことをしている。
天才だけでなく、実は三浦友和も、
「傷だらけの天使」や「M/OTHER」で驚愕して以来、
自分としては珍しく、かなり好きな俳優なのだった。
(でも三浦友和はすぐいなくなってしまうらしいけど。苦笑)
そのほか目に付くのは戸田恵子の好演?
ただ、室井滋同様、この人ってのは、
そもそもこういう役者さんなのかもしれない。
実は三谷幸喜の映画が(特に監督作が)、
個人的には全くダメ、なので、室井滋とは違って、
あまりよく知らない、ままになっている。申し訳ない。
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2006.04.05
の「ナイト・オブ・ザ・リヴィング・デッド」が、
著作権フリーのため無料配布されてる、とかいう話で、
早